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「え？この立派なおうちがですか？」
「ん？あぁ、日本に比べると、ずいぶん、立派だけれど・・・
ここリスボンでは、そんなに・・
あ、でも、確かになぁ、このサイズの住宅を、東京都内で建てちゃうと、
数億円クラスだろうね」
その建物は
私の想像とは全くちがっていて、かなり驚いた
そして、その石畳の上をゆっくりと
車は登っていき。
大きな門の前で止まった
翔さんが、ポケットから、小さなリモコンのようなボタンを押すと、
ピっと音が鳴り
その門が、自動的に開き、
完全に開ききる前に、翔さんは車を動かした
そして、そのまま中へと、
ゆっくり進む
門のすぐそばが、ガレージになっていて、
そこに車を停車させる
私は、車から降りると
ただただ、茫然と立ちすくむ
日本じゃ考えられないくらい
広い庭の奥に、さっき見えていた黄色い洋館が見えた
私には、それがまるでお城のように見えて、
思わず、ポカンとしてしまう
「あはは、そんなにじっと見るなよ
言ったろ？
ここでは、・・まぁ普通サイズだから」
・・・
「ここをベリーナさん・・」
と一緒に住んでいるのですか？と
言おうとする前に
「そう、彼女がもともと気に入ってた場所だったんだけどね
俺に紹介してくれたんだよ・・・」
「・・そうなんですね」
好きな人が、
別の女性とともにしている家に行くって・・・
私どうかしてる・・・
そう思いながらも、
もう引くに引けないこの状況に
言われるがまま、私は、玄関へとついて行った
大きな玄関
翔さんが、扉を開け、
「Agora mesmo！」
と、ポルトガル語で声をかけると
奥の部屋から想像した通り、黒髪で黒い大きな瞳が印象的な
ラテン系の女性が顔を出し
そして
陽気な声で
「Bem-vindo de volta SHO！」
と、こっちに向かって走ってきた
そして、私に向かって、
「ようこそ〜A？」
と、たどたどしいながらも私に声をかけ、
力いっぱいに抱きついた
私は突然のハグが
あまりにも唐突すぎて、ついていけず、
固まったままだった
しばらく、私を抱きしめたベリーナさんからは、
柑橘系をベースにした香りが漂った
そして、ベリーナさんは私から離れ、にこっと笑うと
今度は、横にいる翔さんに抱きつき、
ポルトガル語で、何か一言話し
そして、
私の目の前で軽くキスをした・・・・
・・・・
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
