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「大丈夫です・・たぶん。
翔さんが手をつないでくれてるなら」
と、
少しだけ、勇気を出して、そんな歯の浮くようなことをいってみた
「あぁ、でも、俺が大丈夫じゃないんだよね・・・」
「え？」
思ってもない言葉に、私は目を丸くした
「あはは、そんなに驚かないでくれる？」
「あ・・いや、ここまで連れてきてくれるくらいだから、
よほどお好きなのかと・・・・」
・・・
「好きなのは、好きなんだけどね・・
ただ、ちょっと、あの高さで柵が無いのがさぁ・・・」
そう言った翔さんに、
私はまた思わず、笑ってしまう
「あ・・・
今笑っただろ・・・」
「いや、その・・・・
翔さんにも、苦手なことあるんだなって・・・」
「そりゃあるさ、全て完璧な人間がいたら、
逆にお目にかかってみたいもんだね・・・」
「あはは、そうですね、
なんだか、急に翔さんが、近くに感じました・・」
「え？そうなの？、
俺はとっくに近い距離にいると思ってたけど？」
サラっといった翔さんに
ドキドキしながらも
「しょうがないなぁ・・
じゃあ頂上についたら、翔さんを守ってあげます」
と、自分でも何言ってるのかわからなくなり
「守ってあげるって・・・あははは」
「間違えた、
手をつないであげますね・・・です」
そう言って、私は、キュっと翔さんの手を握ったら
とても優しい目で
「ありがとう」
と答えてくれた
そのまま、なんとも言えない気持ちのまま
わたしは、歩いた
城跡につくと、
確かに
ほぼ廃墟となった城跡に残された城壁で、
狭かったり段があったりと、険しかった
シントラ山の頂上近くに建ってるのにもかかわらず、安全柵も仕切りも何もなく
一歩間違えば、崖から落ちてしまいそうな、場所だった
「・・・確かに、これは・・・
高所恐怖所でなくても・・・」
「あはは・・だろ・・・でもさ・・・
ちょっとこっち来て」
そう言って、
ゆっくり、ゆっくり、私の手をしっかり握りながら、歩いた翔さん
そしてある石段になっているところで止まり
「うっわ・・・怖ぇぇぇぇ」
と言いながら、
崖側に足を出して、座った翔さん
私も、その高さの恐怖心と戦いながら、翔さんの隣にゆっくりと腰をかけた
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
