第35話 賽は投げられている ページ36
side nigu
A様が寝た後、俺はベッドから出て彼女にブランケットをかけた。
規則正しい寝息を確認し、安心していると、扉の方から気配を感じる。
ng「ノックはしないで下さい。主が寝ておられますので」
？「...分かった」
俺は、扉を開けて廊下に出た。
声の主は、俺をその赤い双眼に映す。
彼が黒いマントを翻し廊下を進み始めた為、俺はA様の部屋に結界を張って着いて行った。
ng「それで、何用でしょうか。総統閣下」
gr「少し、話があってな...それとグルッペンでいい。後々Aにも言うが、階級だけだと寂しいしな」
ng「...畏まりました。では、グルッペン様と。それで話とは？」
総統室まで通された俺は、グルッペン様の玉座と対象になる様に置かれた席に着く。
気配を探ってみるが、此処には俺と彼しかいない。
...多分、ロボロさん辺りは聞いてるか。
gr「勇者であるなら、気付いているか？...トン氏とAの、繋がりが
彼は目を細める。俺はその問いに、嘘偽り無く答えた。
ng「...はい」
gr「そうか...やはりな」
ng「あの方は、エンドラの襲撃でトントンさんに助けを求めました。けれど、さっき確信しました...全く、伝わっていなかったんだと」
gr「まぁ、契約が不完全なら有り得る。...フッ、
外の神...？
聞き慣れない言葉に、首を傾げる。
それを見た彼は、少し目を伏せていた。
gr「彼女の賽は...外の神の手にある。君は、彼女のサポートをしてやるといい」
ng「...言われなくとも」
gr「だろうな」
グルッペン様は、楽しそうに笑った。
_____________
ぼんやりとした空気を感じ、目を開ける。
目に映るのは、自分の通っていた教室。
...あぁ、夢か。
そう思っていると、自分の席に、自分と今は疎遠の友人達が集まっていた。
「ねぇねぇ、バイサマの再放送見た！？」
「見た！ローラン様が美しい...！」
「私は仁也君派だなぁ。夏梅ちゃんは？」
友人の一人が、過去の私に話しかける。
『私は、史道先輩かな』
「えっ、意外。アンタ、デブ専だっけ？」
『違うって...演技が好きなの』
「あ、それ分かる」
「でも、あの俳優さん行方不明らしいじゃん」
「その話ってさ...」
視界が、ぼやけていく。
目を覚ますと、私はベッドの上だった。
『...んー、懐かしい夢見た...私若っ』
『俳優の“鬱島大”さん、何処行っちゃったんだろ』
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つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
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