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冒険3 ページ4

ユメミヤ&ミドリヤ「「えええええええ!!??」」


オールマイトが無個性(ノウスキル)だったことにも驚いたが、そのオールマイトが持っている大剣が個性(スキル)って……

そもそも無機物が個性(スキル)


オール「はーっはっはは!いやぁ驚いてるね!こうも驚かれると楽しくなるね!」

ミドリヤ「いやいやいや待ってください!?大剣が個性(スキル)って…!?」

ユメミヤ「????」



オール「この個性(スキル)は、持ち主と共に成長する。そしては渡された持ち主しかこの個性(スキル)は使えない特殊なものだ」



他の人が使おうとすると協力な結界に阻まれるんだ、と淡々と説明する。

聞けば聞くほど不思議なもので、ミドリヤとユメミヤは興味深々にオールマイトの話を聞いていた。




オール「この個性(スキル)は持ち主が『渡したい』と思う相手に渡すことが出来る。一人が力を培い、その力を渡し、また培いその次へ……そうして私の元へとやってきた。

この個性(スキル)のことを、霊器(スキル)絆変化之大剣(ワン・フォー・オール)」と私は呼んでいる。

この個性(スキル)はもう私では力不足だ。だからミドリヤ少年!





君に託したいと思う!」



オールマイトの目は水色に輝いていた。

対してミドリヤの瞳は揺らぐ。




ミドリヤ「渡すって……それじゃあオールマイトは!!」

オール「渡すのは個性(スキル)だけ、何もこの大剣という媒体を渡すわけじゃないさ。

その剣に、この個性(スキル)を譲渡する」




オールマイトが指差したのはミドリヤが買った鉄剣。

媒体となった剣も同様に強くなるらしい。





オール「私は無個性(ノウスキル)で小心者の君だからこそ!私は動かされた!


ミドリヤ少年」



ユメミヤがミドリヤを見れば、涙が零れ落ちる瞬間を見た。

無個性(ノウスキル)の彼は一体どんな思いでこの夢を追い続けていたんだろう。

個性(スキル)持ちであるユメミヤにはよく分からなかったが、『辛い』という感情だけはひしひしと伝わってきた。


だからこそ、その言葉は凄く力になったんだと思う。





「君は、『英雄(ヒーロー)になれる』」









ミドリヤ「くぅぅぅぅぅぅ、うぅ!!」

ミドリヤは体をうずませた。

声にならない嗚咽が、森の中で響いた。









この時、ミドリヤの中で何かが強く光ることとなる。

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カリー(プロフ) - 桜猫さん» 褒めてくれてありがとう!めっちゃ嬉しい!最近忙しくてあんまり更新できない!ごめん! (2019年7月22日 23時) (レス) id: 2620c4ccba (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - いいっすねいいっすねぇ!更新お疲れさま、やっぱり貴女の文才には頭が上がりませんなぁ (2019年7月22日 23時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
カリー(プロフ) - 桜猫さん» いつもいつもありがとうございます!!明日ね、うんちょっとあれだよ。あれするから (2019年7月14日 23時) (レス) id: 2620c4ccba (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - でぇぇぇぇおくれたっ!めちゃくちゃ出遅れた!良いっすなファンタジー、私も魔法とかフアンタジックなお話が好きなので楽しみです! (2019年7月14日 22時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kurry | 作成日時:2019年7月7日 23時

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