検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:55,414 hit

5 ページ5

.



色々あったが、各々朝食を食べ終わり、私は一人制服に着替え、玄関に足を進めた。


既に準備を済ませていたのか、玄関には背を壁に預け、優雅にスマホを操作させるセンラが居た。

流石イケメンだな。絵になりすぎてる。少しぐらいその美貌分けろ。


私のジメジメとした妬みの視線に気付いたのか、その煌びやかな髪をさらっと揺らしながら、「何や?」と話し掛けてきた。



『....いえ、つくづくイケメンはイケメンでムカつくなと思いまして』

セ「ふふっ、それは一応褒め言葉として受け取っておきますわ。何せセンラ、自分がイケメンと云う類いに入っているのかすらもよう分からへん者やから」

『それはもっとムカつきます』

セ「ははっ、そんな怒らんといてぇや。ホントのこと言ったまでやよ」



けっ...無自覚イケメンめ....天罰降れ。

私はそう思いながら、全力で不貞腐れた顔をした。これで困ればいい(小っちゃい)



セ「えぇ....?ん〜.....じゃあはい。これやるわ」


と手渡されたのは、メロンとプリンが絶妙なハーモニーで凝縮された“プロント”と云う飴ちゃんだ。

私はその飴ちゃんを手渡された瞬間、今迄の醜い嫉妬心は一気に消え去り、その飴ちゃんを音速の速さで口にした。

舐めた瞬間に広がる幸せの味。あぁ幸福。一生愛してるよプロント。


セ「相変わらず好きやねぇその飴ちゃん」


私は幸福の塊(飴)を舐めながらセンラの言葉に答えた。


『だってプロント好きだし』

セ「それは分かっとるよ」


あ、そうなの。

セ「......じゃあさ、









.








その飴ちゃんとセンラ、どっちが好き?」








ん?



.

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
489人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , メイド
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Anna - すごく面白かったです!これからも頑張ってください!! (2018年10月25日 20時) (レス) id: 3a5b83829f (このIDを非表示/違反報告)
- ヤバい…この小説めっちゃ面白い…続きが楽しみ過ぎて夜も寝れない気がする…更新頑張ってください! (2018年10月23日 7時) (レス) id: 7bfe9b6f93 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:レ=と=ロ | 作成日時:2018年10月21日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。