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稀咲side
Aさんと別れた後、しばらく周りの様子を見ていた。
近くであんな激しい抗争が起こっているのに、雨の夏祭りを楽しむ奴ら。
しばらく祭りを練り歩き、
することも無いしそろそろ帰ろうかと思っていた頃
少し遠くから聞こえた救急車のサイレンの音。
抗争での怪我人が運ばれるだけだと思った。
けれど何故か嫌な予感がした。
そのまま音のする方へ向かうと、救急車の中へ運ばれるドラケンと、それを取り囲む奴ら
稀咲「(………！あの女…)」
ドラケンを囲む奴らの中に、先程Aさんと一緒にいた女も居た。
ただ、その中にAさんは居ない。
稀咲「っ…！！！」
嫌な予感がして、救急車から少し離れた場所へ走る。
案の定、意識の朦朧としたAさんの姿があった。
稀咲「っ何してんだよあの人…」
そう呟いた瞬間に、Aさんの身体は前に倒れ込んだ。
咄嗟に支える。
稀咲「………なんでこんな無茶するかな。」
『きさ………』
俺の名前を呼びかけて意識を失った彼は、完璧に俺に身を預けていた。
稀咲「はぁ……
敵が味方かもわからないやつにこんな無防備で…」
正直、病院まで運ぶのは面倒くさいが、この状態の彼を他の奴には預けるのは気が引ける。
しょうがない、俺が運ぶしかないか
〜
Aside
『………ん、』
目を開けると、そこは深夜の病室だった。
隣のベッドには堅が寝ている。
タケ「っあ、朱鷺くん！！！」
三ツ谷「っうるせぇよタケミっち！！」
大声で叫ぶタケミっちに、小声で叱る三ツ谷。
『っ堅は、！』
ふと思い出し、隣にいる堅の状態を聞く
三ツ谷「……手術は成功。今は麻酔で眠ってる」
『っ…そっか、………良かった、』
タケ「あ、おれ看護師さん呼んできます！朱鷺くん起きたんで…」
三ツ谷「おう。ありがとな」
部屋を出ていったタケミっち。
部屋を見渡すと、中には俯くペーがいた。
『……ぺー』
ペー「っ………」
『俺も、多分堅もお前のこと怒ってねぇよ』
ペー「っなんで、」
『お前はパーを助けようとした。それだけだろ？
少しやり方を間違えただけだ。』
ペー「っ…」
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ごま(プロフ) - アリアさん» ありがとうございます！笑 (2021年11月20日 23時) (
レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - あっ‼好きですこの小説‼ (2021年11月20日 8時) (レス) @page48 id: adb6528cc7 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - 塩むすびさん» ありがとうございます！！受験大変ですよね…泣 頑張りましょう！ (2021年10月16日 2時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
塩むすび - このお話大好きです!!!!私も受験生で、、はぁ…お互い頑張りましょう！無理のないよう更新頑張ってください! (2021年10月15日 23時) (レス) @page48 id: 6844c97410 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - 夜空さん» ありがとうございます！そう言っていただけるとほんとに嬉しいです…！ (2021年9月26日 9時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごま | 作成日時：2021年9月25日 16時
