Story 8 ページ8
you side
それから私はさやかに今日起こった出来事を包み隠さずに話した。
さやか｢…なにそれ なにそれ！ひーくんにマジで会ったの！？しかも2回目！？｣
『…そうです』
さやか｢しかも1回目はアクスタ壊しちゃってひーくんに直接交換してもらった！？｣
『はい…』
そんな事を親友であるさやかに隠していて、怒られるかなぁと思っていたけど、私の予想は外れた。
さやか｢すっごいじゃんA！！｣
『…へ？』
さやか｢だって、あんたの“推し”のひーくんに2回も会えてるんだよ！？それなのになんでそんな平然としてられる訳！？｣
『…えっ、いやだって……』
さやか｢“推し”に偶然会えたし、名前呼ばれたんだからもっと胸張りなよ！それって本当に凄いことだよA！私がもしさっくんに会えたら嬉しすぎて叫んじゃうかも…｣
『叫んだら他のファンの人にバレちゃうじゃん…！』
さやか｢確かにそうだけど、でも凄い事じゃん！｣
『…そうなのかな』
さやか｢そうだよ！！｣
さやかはその後もひたすら“凄い 凄い”って言ってくれて、だんだん私も岩本くんに会えた事は本当にすごい事なんだってやっと分かってきた。
『さやか、親友としてお願いがあるんだけどいい？』
さやか｢なに？なんでも言って？｣
『このことは、誰にも言わないで…！もしこれが世間にバレて大騒ぎになったらひーくんに物凄い迷惑かかっちゃうし…』
さやか｢何言ってんの。｣
『…え？』
さやか｢あったり前じゃん！Aは私の親友だもん！誰にも絶対に言わないよ！｣
『…っさやかぁ〜ありがとう〜！！』
さやか｢親友の言うことは何でも聞くよ！｣
優しい優しいさやかのおかげで私の“推し”との遭遇情報は誰にもバレずに済みそうだった。
その後、さやかとの電話を切った後も私はベッドの上でずっと眠れずにいた。
今日、岩本くんに出会えたこと、前回出会った事を思い返してこの嬉しさを1人で噛み締めていた。
もう2度とこんな奇跡は無いんだろうなぁと思っていたけれど、そんな私の考えを壊したのはそれから2週間ほど先の事だった。
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紀美ちゃん - 初めまして，作品を読ませて頂いてます。初めて読む事ができ、書く方に対してどんなストーリーが気になり，読む楽しみしてます．また次回も，来月も楽しく書いてくれたら嬉しいです。絶対読ませていただきます。 (2022年10月12日 10時) (
レス) @page48 id: 6732d212f2 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - きゅんきゅんしました！完結おめでとうございます♪ (2022年8月20日 13時) (レス) @page47 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち - お疲れ様でした。無事に恋人になれてよかったです。続編も楽しみです。 (2022年8月11日 1時) (レス) @page47 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - お疲れ様でした！すごく素敵な作品に出会えて幸せです！ (2022年8月10日 21時) (レス) @page47 id: 5fc2fdf269 (このIDを非表示/違反報告)
Mochi(プロフ) - あっぷるぱい。さん» コメントありがとうございます。素敵な作品と言って頂けて大変光栄です。続編の短編集も現在作成中ですので、そちらも楽しみにいて頂けると嬉しいです。これからも皆様に楽しんで頂けるお話作成頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 (2022年8月10日 19時) (レス) id: c3136e4c96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mochi | 作成日時：2022年7月28日 19時
