Story 15 ページ16
you side
それから私は何度も事務所の前を通ってみたり、この前岩本くんと話した公園も行ったりしたけれど岩本くんとは全く会うことは無かった。
『…ひーくん仕事忙しいのかな』
さやか｢やっぱり今まで会えてたのは偶然だったんじゃない？事務所の前に行って会えるなんてなかなか無いんだもん。｣
『ほんとにそうなのかな…会えたら絶対にあの日のお礼を言おうって思ってたのに…』
ある日の休日 さやかとカフェでそんな会話をしていた。
さやか｢だってアイドルなんか会えないのが普通じゃん？それなのにAはひーくんに会ったことあるし名前だって覚えられてる。それだけでもかなり奇跡だよ？｣
『…やっぱりそうだよねぇ 今までのは本当に偶然だったんだ……』
さやか｢…そんな落ち込まないでよ そんな顔見てると私もなんか悲しくなってくるわ……｣
『うん、ごめん……でも今まで通り普通に会えるって信じてたんだもん…急に会えなくなったからちょっとショックというか……』
さやか｢まぁ、そりゃそうだよね…私もきっとAの立場だったら相当ヘコむと思う……｣
何故か私だけではなくさやかもだんだんテンションが下がってきて、2人で俯きながら話していた時。
カランカランと音がして誰かがカフェに入ってきたのが分かった。
私はその音に反応してチラッとそっちを見ると、入ってきたのは長身の男性だった。
ちょっと気になってそちらの方を見ていると、その男性は店員が案内した席ではなく真っ直ぐこちらに向かってきて私たちの居る席の前でピタッと止まった。
？？｢…あ、やっぱり。この前ひかるが追いかけてった子だ。｣
『……はい？』
？？｢…あれ、俺の事分かんないかな？ひかるの事知ってるなら俺の事も知ってるかなぁと思ったんだけど。｣
その男性の顔をよく見ると…あれ？何か見たことあるような……
マスクと帽子を付けていて、しっかり見ないとよく分からなかったけれど、目元とかをよく見てみると……
『…阿部さん？』
阿部｢お、せーかい。｣
さやか｢…っえ？阿部さんって…あのSnow Manの阿部ちゃんっ…？｣
阿部｢お友達…かな？｣
『…っあ、そうです。』
阿部｢しーっ…ね？｣
さやか｢は…はい…！｣
阿部｢すいません、店員さん。この2人知り合いなんでここ座ってもいいですか？…ありがとうございます。｣
阿部さんはそう言うと、私の隣に座ってきた。
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紀美ちゃん - 初めまして，作品を読ませて頂いてます。初めて読む事ができ、書く方に対してどんなストーリーが気になり，読む楽しみしてます．また次回も，来月も楽しく書いてくれたら嬉しいです。絶対読ませていただきます。 (2022年10月12日 10時) (
レス) @page48 id: 6732d212f2 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - きゅんきゅんしました！完結おめでとうございます♪ (2022年8月20日 13時) (レス) @page47 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち - お疲れ様でした。無事に恋人になれてよかったです。続編も楽しみです。 (2022年8月11日 1時) (レス) @page47 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - お疲れ様でした！すごく素敵な作品に出会えて幸せです！ (2022年8月10日 21時) (レス) @page47 id: 5fc2fdf269 (このIDを非表示/違反報告)
Mochi(プロフ) - あっぷるぱい。さん» コメントありがとうございます。素敵な作品と言って頂けて大変光栄です。続編の短編集も現在作成中ですので、そちらも楽しみにいて頂けると嬉しいです。これからも皆様に楽しんで頂けるお話作成頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 (2022年8月10日 19時) (レス) id: c3136e4c96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mochi | 作成日時：2022年7月28日 19時
