二次元しか愛せない系少女、依頼 ページ4
「この包帯無駄遣い装置がッッ!!!!!」
_雨も止み、暖かい日差しが窓からさす今日この頃。
そんな暖かい雰囲気漂う事務所_武装探偵社に壁にひびの入りそうな程の怒声が響いた。
「んもぅ〜…国木田くぅん、そんなにカッカしてたら早死しちゃうよ?
あ、牛乳あるけど飲む?」
「要らんわッッ!!!!!
大体お前が俺を怒らせている要因なのだろうがッッ!!!!!」
怠そうにソファに寝っ転がり、
「完全自 殺本」という何とも不気味な本を
顔に被せて読んでいる
武装探偵社調査員_太宰治と
それに腹を立てているのか、ものすごい形相で太宰に向かって説教をしている
武装探偵社調査員_国木田独歩。
この2人のやり取りは、武装探偵社の日常茶飯事であるので
誰も気に止めること無く、自分の仕事に専念している。
その中でも、少し同様が隠せないで二人を伺っている青年_武装探偵社調査員_中島敦。
何時もなら、「あぁ、またか」という様な風にスルーしていたが
今日_いや今如何しても太宰に聞きたいことがあった。
全く反省の色を見せない太宰と、
理想手帳片手にずっと休憩もなしに説教を続けている国木田に近づく。
「あ…あの…」
2人の視線が敦へ向けられる。
「なんだ?」
「如何したんだい?敦くん。」
二人同時にそう云う。
「えっと…太宰さんなんですけど…」
「私?」
太宰は自分を指さして、首を傾げる。
「あ、はい。
こ、このサイト作ったのって…太宰さんですよね?」
敦がいつの間にか持ってきていたパソコンの画面には、
武装探偵社の事務所として使われている煉瓦造りの大きな建物の載ったサイトが映し出されていた。
「おっ、ご名答〜♪ 流石敦くん!
君の直属の先輩として嬉しいよ〜!」
「はぁ…?」
そう云いながら片手を高く上げ、
もう片方は胸に手を当て 何かを導くようなよく分からないポーズで上機嫌にそう云う太宰。
喜んで良いのかどう反応すればいいのか、
呆れ声で太宰を見ていると
「おい太宰…これはどういう事だ…」
先程よりも黒く禍々しいオーラを放っている国木田が怒りに満ちて今にも爆発しそうな声音でそう云う。
「ん〜?んふふ♪
そろそろ探偵社もネット広告の波に乗ろうと思ってねぇ…
ほらほら、見てよこれ、私が作ったのだよ?」
そう云いながら、禍々しいオーラを放っている国木田にもお構い無しに画面を見せる。
あぁ、終わったな
社員一同は思った。
_探偵社に本日二度目の怒声が響く。
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氷華(プロフ) - 自分のペースでゆっくり書いて欲しいです(*´ー`*)これからも応援してます!! (2019年2月25日 22時) (レス) id: ed00fd4798 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレヰト - とても面白いので、ふっとネタが降りて来た時にでも書いてくれれば嬉しいです!別に、文がおかしくても構いません!間違えたら直せばいいんです!検討お願いします! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 9bf0bfde55 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 自分のペースでのんびりと書いてもらえればうれしいです。この作品の中好きだったので(半分ないよう覚えてないや。汗)とにかくこの作品、途中半端で終わらさずゆっくりでいいのでつづきお願いしますm(_ _)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 続きをオオオオオオオオーーーーーーー(///ω///)♪ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 14ed024632 (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - あれ…中也さん、夢主誘った本来の目的は…?(;´・ω・) (2018年4月7日 14時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お布団@自宅警備隊No.7 | 作成日時:2017年6月19日 19時