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二次元しか愛せない系少女、探偵社では ページ18

敦side

八月三日、午後一時半__


何時もより異常な程に静かな探偵社。

其れはそうと、今日は調査員、ましてや事務員も休暇・出張中なのだ。

太宰さん、国木田さんは護衛の仕事へ。
乱歩さんは社長と共に殺人事件解決に東京へ。
与謝野さんは医薬品の買い出しへ。
賢治くんと鏡花ちゃんは休み。

そして事務員は殆ど休暇を取っていて居ない。
と云うか午後から皆んな休みだ。

今日は三人の筈だったが
ナオミさんは与謝野さんに連れられて買い出しへ行ってしまった。

屹度、帰って来るのは遅いだろう。

その為、午後は僕と谷崎さんの二人だけだ。

すると谷崎さんが

「あ、あ、敦クン…後五分で依頼者が来るよ…(探偵社 東のヘタレ」

少し震えた様子の谷崎さんが僕にそう話しかけてきた。

「えっ、もうそんな時間なんですか!?

嗚呼どうしよう…上手くいくのかな…(探偵社 西のヘタレ」

時計を見ると、一時五十五分。

依頼者が時間通りに来るかどうかは分からないが
今日は何故か時間が経つのが早く感じる。


…電子手紙依頼で一度も会った事の無い上に
人が居ないだなんて初めての状況だ。


谷崎さんも僕よりは先輩とは云え
流石にこんな経験は無かったのだろうから不安になっているのだろうと思う。

僕は心の中でそうオロオロしていると
谷崎さんはふぅーっと一息吐いて

「…大丈夫、ボク達なら出来るよ

だッて、武装探偵社の一員なんだから」

僕の目をしっかり見て云った。
先程のオロオロした目では無い。決意の目だ。

僕は、其の谷崎さんの決意に安心感を感じた。

谷崎さんの言葉への返答に、僕は少し頷いた。


すると谷崎さんは安心したかのように僕に笑いかけた。

其の数秒後。

コンコン

軽く、探偵社の扉を叩く音が聞こえた。
扉を叩く音に僕と谷崎さんは声は出さず、ビクッと過剰に反応した。

まず、扉を叩く時点で探偵社員では無いだろう。

現在時刻は二時二分。依頼者な来ても可笑しくは無い時間だ。

僕と谷崎さんは顔を見合わせ
頷いてそっと扉を開けた。

*・・*・・*
Aside

「…よし、銀行も和菓子屋さんも寄った」

手元にある.....手帳(メモ)を見乍一人で頷く。

此の手帳には、今日するべき事が箇条書きに書いてある。

そうでもしないと、アニメイト等に寄ってしまって遅れてしまうからである()

「…探偵社、行くか…」

忘れ物が無いか一通り確認して
近くにあった店の窓で身だしなみを整える。

_そして、私は探偵社へと歩き出した。

二次元しか愛せない系少女、依頼者→←二次元しか愛せない系少女、寝坊



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設定タグ:二次元現実逃避 , 文スト , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
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氷華(プロフ) - 自分のペースでゆっくり書いて欲しいです(*´ー`*)これからも応援してます!! (2019年2月25日 22時) (レス) id: ed00fd4798 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレヰト - とても面白いので、ふっとネタが降りて来た時にでも書いてくれれば嬉しいです!別に、文がおかしくても構いません!間違えたら直せばいいんです!検討お願いします! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 9bf0bfde55 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 自分のペースでのんびりと書いてもらえればうれしいです。この作品の中好きだったので(半分ないよう覚えてないや。汗)とにかくこの作品、途中半端で終わらさずゆっくりでいいのでつづきお願いしますm(_ _)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 続きをオオオオオオオオーーーーーーー(///ω///)♪ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 14ed024632 (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - あれ…中也さん、夢主誘った本来の目的は…?(;´・ω・) (2018年4月7日 14時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お布団@自宅警備隊No.7 | 作成日時:2017年6月19日 19時

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