二次元しか愛せない系少女、絶賛狙われ中です【文スト】

二次元しか愛せない系少女、東西ヘタレ組 ページ16

太宰side

取り敢えず此の儘(このまま)茸栽培
というサボり方法もあったけれど

国木田くんに絞められての減給
という事は何よりも辛辣な様な気がするので仕事を始める。

蟹缶が食べられなくなるのは流石の私でも辛いものだよ←

パソコンを起動し、ドンと置かれている書類を敦くんに渡す(

「えぇっ！？ちょ、太宰さん！？」

と云う声が聞こえたのは屹度幻聴だ。

…流石に全部は可哀想だったかな
後で少し手伝ってあげよう()

電子手紙箱(メールボックス)を開き
依頼者からの電子手紙を探す。

んぅ〜、無いねぇ…と少し不服そうな声を出していると
電子手紙箱の一番上にﾋﾟｺﾝと新しい電子手紙が届いたという通知が鳴った。

直ぐにその電子手紙を確認してみると
矢張り依頼者からのものであった。

依頼者からの電子手紙に目を通し
国木田くんに呼びかける。

「国木田くーん。依頼者さんから電子手紙が
届いたよー」

すると国木田くんは阿羅訶様(あらかさま)に不服そうな顔をして

「何故それを俺に云う…

まぁいい、何と書いてあったか太宰」

私達の声に他の調査員達が私に目を向ける。

「簡単に説明すると…

『承知致しました。
明後日の午後二時に其方をお伺い致します。』

だって。と云う事は八月三日の午後二時か」

国木田くんは手帳を見乍難しい顔をして

「…その日の午後は俺と太宰で依頼が入っているぞ」

「えぇ…若し美女だったら心中に誘おうと思ったのにぃ」

私は「えーもー私やる気出ないー」と椅子をくるくる回す。

「僕も確かその日は東京の方から依頼が入ってたよ」

乱歩さんが携帯遊戯をし乍云う。

「妾は午後から医薬品の買出しに行くよ」

与謝野先生も医務室のドアに寄り掛かかり
云う。

「…確か賢治さんと鏡花ちゃんと事務員は殆ど休暇ですわ」

ナオミは顎に人差し指を当て乍思考顔で云う。

「えぇっ！？…じゃあその日探偵社に居るのはボクとナオミと敦クンだけ…？」

少し体調が良く無さそうな顔で云う谷崎くん。

参ったな…真逆此処まで人が居ないなんて。

取り敢えずは探偵社に襲撃が来ても大丈夫だろう。

敦くんは戦闘系の異能、谷崎くんも現像の異能だ。

「って事で…私の代わりに三人共

頑張ってね♡←」

敦くんと谷崎くんの肩をポンポンと叩き乍
態と語尾にハアトを付けて云う。

二人はガチガチに固まってしまっている。

…流石は探偵社 東西ヘタレ組。

私は上機嫌で机に戻り
二人を放置して仕事に戻った。

二次元しか愛せない系少女、寝坊→←二次元しか愛せない系少女、太宰の扱い(真面目にキャラ崩壊注意)

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