総統様の大親友II【wrwrd！】

総統の愛情 ページ21

〜〜gr side〜〜

ここ最近は、色んな人間がAの家に出入りするので、2人きりになる事は少なかった。

でも、今日は運が良いことに誰も来ていない。久しぶりの2人きりだ。

『なーんか、今日はいつもに戻ったって感じがする』
gr「いつも？」
『うん いつもは、帝都と2人で遊んだり、ケーキ食べたり、議論をしたりしてたのに、最近は全然2人だけじゃなかったからさ』

．．．少し いや かなり驚いた。まさか、コイツもそんな事を考えているなんて

gr「お前がそんな事言うとは思わなかったゾ」
『みんなと遊ぶのも賑やかで悪くはないんだけど、帝都と居る時間は特別だからさ』

どうしよう きっと、今の俺はダラシない顔をしているだろう。好きな人に特別扱いされれば誰だって嬉しくなるもんだ。

『帝都 ニヤけてる〜w』
gr「うるさいゾ 俺にとって一番の親友はお前なんだから仕方ないだろ」
『．．．お前恥ずかしい事を』

俺の台詞にAの顔が赤くなっていく、赤くなっても綺麗だな お前は

gr「まるで林檎みたいな顔だな」
『うるさい！恥ずかしい奴め！』
gr「お前ほどじゃないさ」

そう言って、Aの頭を撫でる。Aは安心した様に笑って、俺に身を預ける。

gr「なんだ？甘えたか？」
『だったら嫌？』
gr「全然 大歓迎だゾ」

Aの甘える数少ない人間が自分。そう言っても、可笑しくない程にAは人に甘えない。

両親にもそんな所は滅多に見せない。その点、俺には普通に甘えてくる。悩みを相談したり、泣き言を言ってくれたりする。

『やっぱり帝都の側が一番安心できる』

そう言って、ひっ付いてくるAを抱きしめると、何とも言えない幸福感が自分に湧いてくる。

gr「俺も同じ気持ちだゾ」
『ふふふ 嬉しいよ』

俺に微笑みかけえるAを見て、やっぱり俺は、コイツが好きで、俺にとって無くてはならない存在なのだと分からさせられる。


例えなにがあっても、お前だけは手放さないと誓うゾ？A。

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