二十五話 ページ26
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「おせえな……」
7時を過ぎても、未だに椎名さんは帰らない。
電車が遅れてしまっているのか？ そう考えメールを送るが返信が全く来ない。
_______流石におかしくないか？
とりあえず、夢我さんの家に行ってみるか。大家さんの方から連絡して貰えれば……。
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「……は、」
「言ってなかったっけ？俺、息子は居ないよ。居るのは娘だけど……」
「……そ、うですか。ありがとう、ございます……」
「？……うん」
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……どういうことだ。夢我さんは、息子じゃ、ない……？
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_______似てたんです。元彼に。……ストーカー、もどきに。_______
「_______……まさか……！」
想像したくないことが脳裏をよぎる。
もし、夢我が椎名さんのストーカーだったとしたら……。
もし、大家の息子と偽って、別人を装って近づいてきていたのだとしたら……！
今も帰ってこないのに合点が行く……！
「っくそ……！」
すぐにコスチュームに着替えて、逆探知などの探偵のようなことができるヒーローに連絡して来てもらう。
とりあえず、椎名さんの連絡を待たなければ場所は掴めない。
兎に角一瞬でも繋がれ。その一心でかけ続ける。
そうして何度目かの挑戦で、
ブツッ、という音がして電話が繋がった。
電話口の奥で、嗚咽を混じらせながら助けを乞う椎名さんの声が聞こえた。
「イレイザー、女の子の位置、把握したよ！恐らく此処だ！」
座標が把握できたようで、地図を見せながら説明する。
そこは此処から少し外れたところにある、今はもう使われていない廃墟だった。
付いて来てくれるか、そうジェスチャーで問いかけると「勿論だよ」
親指を立てて、そいつは言った。
念の為、通話を繋げながら目的地へ走る。
椎名さんがうわ言のように「助けて」と言う度に、自分の不甲斐なさが嫌になっていった。
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サクラ(プロフ) - 桜音@さん» 絶対見ます!!!相澤先生が大好きなのでめっちゃ嬉しいです！お気に入りに追加させていただきます！これからも頑張ってください！応援してます!!! (2018年6月16日 11時) (
レス) id: 1bea3ff93b (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - サクラさん» わああありがとうございます！番外編では、本編で少なかったと思われるイチャイチャを増やしたいと目論んでおります……良ければ覗いて下さると嬉しいです！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - 立花 雪さん» んんん泣いてくださったとは…！！！有難い！！（こいつ）泣ける作品目指してました…。続編でもよろしくお願いします〜〜！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - すいさん» ウ"ッッッありがとうございます…！！実は書いた中で一番気に入っているストーリーなので嬉しいです……。続編を作成いたしましたので覗いて下さると嬉しいです！相澤先生好きが増えて本望です…！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - めっちゃ泣いた、続編みたいし番外編で椎名さんと相澤先生のイチャつきがみたい！めっちゃ感動しました！ (2018年6月16日 9時) (レス) id: 1bea3ff93b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜音@ | 作成日時：2018年5月4日 15時
