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バトン ページ3

気絶させられた荼毘を除き総出で爆豪を捕まえようと動き出す敵連合達

怪我をおったAを抱きながら避け逃げる爆豪の頬には汗が滴り落ちる


それを見るAは何かを考え苦しそうな顔を覗かせた



「爆豪少年!A少女!」


こちらを助けようと気にかけてくれるオールマイト
だがそれが逆に戦闘の邪魔をしてしまっている

とにかくコンプレスには触られてはいけない



『だめだ、あれじゃ勝てない…』



足でまといだ


これでは…




ピンチ


ピンチ


どうする?

どうする?


頭の中をグルグルと掻き回すように考える






『勝己』


耳元から静かにAが名前を呼ぶ


「A…」



個性を使って少しでと勝己を届くへ吹き飛ばせれば
せめて勝己だけでも戦場から抜け出せれば


『(そうすればっ…)』









「見え透いてるね、だから君は半端者なんだよ」

「やめろ!!」





ビチャッ


「っ!!!」


真っ赤に染った




『あ…れ』



目が…熱い



いた…い




ヌルッと頬へ伝う液体を触ると真っ赤に手が染った


「A!!!」


フラッと倒れそうになる


もう倒れたい



眠いし

痛いし




寝たい




パキパキッ


ドォォオン…




『れい…き…

デク』





どこにでも現れる


手が届かなくても



彼らなら


仲間のよびかけなら



「来い!!」


『ごめん』





「っ!?」



爆豪をAの個性で浮かせるとこちらに手を伸ばしている切島に預ける、あまりに急な出来事で爆豪は意識を一瞬持ってかれたが直ぐにハッとなった



『行って』







「ふっざけんなぁあ!!」

「Aちゃん!!」





『もう、大切な人が目の前でいなくなるのは



嫌なんだ』




「A!!!」


自然と体の震えは止まっていた

今どう動くのが最善か______





「蹴りをつけるというのかい?」

『…』



「A少女…」






怖くない



わたしには




『師匠が繋いでくれた個性があるから』


このバトンを落としてはいけないんだ

もう負けたくない→←君は僕を殺せない


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ナルア(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとう御座います!!とっっっってもおしろかったです (2020年12月12日 23時) (レス) id: efed377466 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テララ | 作成日時:2020年9月25日 21時

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