爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part5 (ページ13)

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家庭訪問ページ13

オールマイトと相澤は自分のクラスの家を訪問して回っていた
耳郎や葉隠は直接被害に遭いその後での全寮制
厳しい答えが返ってくるものだと思っていた

しかしオールマイトの活躍、相澤の記者会見でのあの言葉が親達にも強く突き刺さっていた

「あっ、はい、よろしくお願いします」

「バッバア！叩くんじゃねぇよぶっ飛ばすぞコラ！」

「うっさい！元はと言えばあんたが弱っちいからとっ捕まってご迷惑かけたんでしょ！！」

「2人とも…や、やめろよぉ…先生方驚いてるだろ…」

「(何この闇深い家庭)」

「あの、本当によろしいのでしょうか」

「ん？寮でしょ？むしろありがたいよ
勝己はなまじ何でも出来ちゃうし能力も恵まれちまってさよそ様からチヤホヤされてここまで来ちまった

だから会見での言葉が嬉しかったんだよね

ああ、この学校は勝己を見てくれてるって

一時は不安でどうなるかと思ったけどこうして五体満足で帰ってきてるわけだしさ

まぁ…他にもいろいろあったけど」

「と、言うのは？」

「…」

光己は口を噛み締めた

言ってもいいことだろうか

それが強く悩みとして残る

「Aだ」

爆豪が口を開く

「A…少女？」

「轟Aの事ですか」

「あいつは俺の妹だ」

「「は？？」」

爆豪はあらかた間接に話す

昔の事

あいつが出ていったこと

敵の、ボスであるオールフォーワンが話していたこと

ただ、個性譲渡のことは話さなかった

「爆豪少年の…兄妹」

「「(まぁ、なんとなくわかる)」」

オールマイトと相澤は思った事がぴったし揃う

「病院にも…連絡して、面会断られちゃってさ」

「…」

「辛いところを見せたくないのかもしれない、けど警察の本心は遺族でも無い私たちに病院に足を踏み入れて欲しく無いんだろうね…」

「光己…」

「わかりました」

相澤が一言

「御家族全員は難しいかもしれません
ですが、息子さんだけなら私たちと一緒に行くことは可能かも知れません」

「！」

「ほんとう…ですか！！」

「勝己だけなら…」

「まだどうなるか定かではありませんが、私と元平和の象徴が居れば何とかなるかもしれません」

「せんせ…」

「轟の方にも連絡をしてみます。少しこちらからの連絡をお待ちください」

「ありがとう…ありがとうございます」

勝と光己は静かに涙を流し爆豪はじっと静かに黙っていた

そして面会が許可されそれは２日後に決まった