爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part4 (ページ14)

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THE MOVIE～2人の英雄～ページ14

「～～～！」

「こ…まち！！」

「外が騒がしいね…？」

『やば…』

ガラッ！！

「こらてめぇ！寝てろって言っただろうが！！」

「かっちゃん落ち着いて！病室だから！」

「Aちゃん！」

中に入ってきたのは爆豪とそれを抑えるデク、そして手を振るメリッサ

その後ろでは警備していた警察官がアタフタしている
強行突破してきたのだろう

『うっわぁ…』

再び窓に足をかけ外へと飛び出す

『んじゃ、博士色々ありがとうございました。
お大事に～』

慌ててメリッサは外に体を乗り出すが、Aは空中浮遊しながら屋上へと向かっていった

「あ、こら！あんの野郎！！」

爆豪は部屋を飛び出しデクは慌ててデヴィットに一礼すると爆豪を追いかける

「うふふ、賑やかだねぇ」

「そうだね」

デヴィットはAを思い出しながら複雑な顔をする

「(彼女にはこれから辛い現実が待ちわびているのだろう…しかし、仲間がそれを

包み込んでくれる

なぁ、トシ)」

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手すりを掴み空を仰ぐとフワフワと髪が揺れる

『師匠…』

まだまだ知らないことが沢山ある

この力の事も、自分の使命のことも

いずれ…

『っ…』

だけど

「こっらぁ！寝てろやぁ！！」

「かっちゃんってば…」

「騒がしいぞ爆豪くん！」

「お見舞い来たよ～！」

「心配させんな」

「Aちゃん」

『デッ…緑谷』

「最後、僕とオールマイトに個性掛けてくれたでしょ？」

最後に、パワーと筋肉増強の支援個性を2人に与え意識を離した

「ありがとう！」

『！…うん』

いや、今はやめよう

きっと仲間がいれば

乗り越えられると信じてるから

2羽の鳥が、空を飛んでいる。

競うように、導くように、慈しむように。

そして輝く太陽の光を目指すように。

_______未来へ向かって。

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