君と紡ぐ1ページ２【K.T】 (ページ32)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:22,111 hit

63 ページ32

.

あっという間男子リレーが始まった

1位でバトンと受け取った永瀬はとてつもないスピードでゴールテープを切った

流石だなぁ

髙｢廉かっこいい！！｣

平｢俺らも負けてらんないな｣

｢1位取って笑顔で終わろう！｣

中｢永瀬お疲れ～｣

永｢ちゃんと見てたか？てかお前らはよいかなやばいんちゃう｣

平｢やっば！俺らも1位取るから見とけ！｣

｢永瀬に負けないから｣

永｢俺に宣戦布告してどうすんねん(笑)｣

髙｢廉応援しててね！｣

永｢おう！行ってこい｣

永瀬にはああ言ったけどめっちゃ緊張してるんだよね

一緒に走る子陸上部の子だし、、、

髙｢緊張してる？｣

｢うぇ?!、、めっちゃしてる｣

髙｢あはは(笑)大丈夫だって、楽しも？｣

平｢そうだぞ！抜かされても俺と海人でまた1位になるから｣

中｢ちょっと、私2位でバトン渡す気ないから｣

｢私も！負けるつもりないから｣

平｢やる気満々じゃん、頑張るぞ！｣

｢｢おぉ！！｣｣

｢結衣、頑張れ～！｣

反対方向にいる結衣に声援を送る

髙｢Aちゃんも頑張ってね！｣

｢うん！絶対1位でバトン渡すから｣

《位置について、よーいパンッ》

さすがは陸上部スタートダッシュ出て遅れてる

運動神経のいい結衣は必死に食らいついている

中｢Aあとはお願い！｣

｢任せて！｣

1位と少し差は着いてるけどこれなら追いつける！

紫耀の前を通る時頑張れ！って声が聞こえた気がする

もう無理かも、、、

髙｢Aちゃん！！頑張れ！！！！｣

海人くんの声が聞こえてはっとする

あとちょっとだ！頑張れ自分

最後の力を振り絞って海人くんの元へ走る

ほぼ同時にバトンを渡すと精一杯の声を出した

｢海人くん！！！｣

バトンを受け渡す瞬間私の目を見た海人くんは

物凄いスピードで走っていった

そのまま1位に躍り出た海人くんは紫耀の元へ

紫耀はキラキラとした笑顔でバトンを受け取りそのままゴールテープへ一直線

予選で負けた相手に勝った

｢やったぁぁあ！！！｣

髙｢俺ら1位だよ！！！｣

中｢ちょっとうるさい｣

平｢でもやったな！｣