君と紡ぐ1ページ２【K.T】 (ページ29)

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決勝戦の前に借り物競争があるらしく海人くんの姿が見当たらない

グラウンドには紙が置かれた机があってゴールテープのところにはマイクを持った放送部であろう人が立っている

音楽がかかり入場が始まった

平｢かいとぉ～！！｣

永｢頑張れよ！｣

2人のバカでかい声援が届いた海人くんは私たちを見て手を振っている

｢変なお題に当たらないといいけど｣

中｢去年2万円以上買ったレシートとかあったよね｣

永｢保護者の人に聞きまくってたやつな｣

《只今より借り物競争を行います。保護者の方々れご協力をお願いすることもございますので、よろしくお願い致します》

借り物競争は第3組まであって海人くんは最終レース

頭を抱えながら走っていった子がいるから変なおだいに当たったたんだろうな

盛り上がって迎えた最終レース

ピストルが鳴って猛スピードで海人くんがお題の紙を手に取った

開いた紙を見つめたまま固まってる

平｢海人固まってない？｣

永｢もしかして変なのあたったんちゃう｣

｢それやばくない？｣

しばらく紙を見つめていた海人くんは何か決心したように空を見上げてうなずいた

と思ったら私たちの方に走ってきた

中｢なんかこっち来てない？｣

平｢しかもめっちゃ早い｣

永｢海人大丈夫か？｣

髙｢Aちゃん、一緒に来てくんない？｣

｢わ、わたし？｣

髙｢うん｣

返事をする前に私の手を取りゴールへ走っていった

そのままゴールテープを切った私たち

髙｢ごめんね、痛くない？｣

｢大丈夫。ちょっとびっくりしたけど｣

《全員ゴールしたので、それぞれのお題を発表したいとおもいます》