君と紡ぐ1ページ２【K.T】 (ページ22)

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しばらく歩いていると人影がが見えてきた

不思議に思いながら歩いていくと、そこに居たのは

髙｢あ！やっと来た～！！｣

永｢永瀬様を待たせるとかいい度胸してんな｣

中｢あんたもさっき来たばっかでしょ｣

｢あれ？なんでいるの？｣

髙｢足が治るまで俺たちも一緒に登校しようと思って｣

永｢ありがたく思えよ？｣

平｢とか言いながら昨日心配のLINE送ってきたくせに｣

永｢お前、それは言わん約束やろ？｣

平｢え～、そうだっけ？｣

中｢はいはい、早く行くよ｣

私のために集まってくれるなんていい友達を持ったな

また一段と騒がしくなった後ろ姿を見ながら歩く

こんなに幸せでいいのだろうか

長い長い道のりも、あっという間に過ぎ去っていく

教室に入るとSHR3分前で私たち以外は全員揃っていた

1日経っても熱が冷めないのかいつもよりテンションの高い教室

先生が入ってきて授業が始まる

特に何もないまま一日がすぎて部活の時間になった

紫耀に逃げないように監視をされながら部活の風景を見る

ずっと見てるのも暇だからカメラで写真を撮って時間を潰す

目で追ってしまうのは海人くんばかり

悔しそうな顔、楽しそうな顔、真剣な顔

全部全部私には輝いて見える