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次の日の朝
小鳥のさえずりと朝日の眩しさで目が覚める
なんてことは無く、お母さんの怒号で目が覚めた
母｢ちょっとA！！いい加減起きなさい、遅刻するわよ｣
｢んん、、、｣
母｢あんた怪我してるんだからいつも通りの時間じゃ間に合わないわよ｣
｢分かってるよ。そうだ、今日から紫耀と一緒に帰るから遅くなる｣
母｢紫耀に迷惑かけずに気をつけて帰ってくるのよ｣
｢うん。じゃあ行ってきます｣
ズキズキと痛む足を引きずりながら玄関を出る
松葉杖貰いに行かないと
平｢あ、やっと来た｣
｢びっくりした〜。今日は早いのね｣
平｢ちゃんと送り迎えするためにね｣
｢いつも早く来て欲しいものね｣
平｢ひっどいな〜｣
｢ほら、早く行くよ｣
平｢待てよ。荷物貸して｣
半ば無理やり私の荷物をぶんどった紫耀は呑気に歩き出した
｢紫耀｣
平｢ん？｣
｢ありがとね｣
平｢なにが？｣
私の歩くスピードに合わせてくれる紫耀
その優しさに私は何回も救われてきたんだよ
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作者名：ひなた | 作成日時：2019年11月17日 17時
