君と紡ぐ1ページ【K.T】 (ページ26)

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どーせ女子しか来ないだろうと思っていたら意外に男子も多かった

私たちの出し物のコンセプトはコスプレ喫茶

本格的なコスプレをしているのは私たち5人だけで他の人は控えめ

衣装係いわく5人が目立つように。らしい

さすがにぶっ通しで担当するのは大変だからタイムシフトを組んでいる

初めの1時間と最後の1時間は5人総動員

残りの時間は1時間ごとにシフトチェンジ

10～11 全員

11～12 紫耀、永瀬

12～13 海人くん、私

13～14 永瀬、結衣

14～15 紫耀、私

15～16 海人くん、結衣

という感じだ

今日は相当頑張らないといけない日かな

でも、みんな楽しそうだしいっか

教室を見渡すとみんな笑ってて心が暖かくなった

次から次へと入ってくるお客さん、私たちのクラスは大繁盛のようだ

髙｢Aちゃん、5番の注文聞いてきてくれない？｣

｢了解！」

｢お待たせしました、ご注文をお伺いします｣

｢カフェラテ2つとパウンドケーキとガトーショコラお願いします｣

｢かしこまりました｣

さっきから注文を聞いては料理を運ぶを繰り返している。あっという間に１時間が経った

休憩時間に他のクラスに行って少し早めのお昼ご飯を買いに行こうとしたら

海人くんが声をかけてきて一緒に食べることになった

髙｢いやぁ、大変だね｣

｢思ったより人来てびっくりした｣

髙｢注文止まらなくてびっくりだよ、朝準備したケーキがやばいスピードて無くなってるらしいよ｣

｢だから女子が総動員でケーキ作ってたのか｣

髙｢みんな忙しそうだけど楽しそうだよね｣

｢うん、みんな笑ってる｣

海人くんと喋っているとシフトチェンジの時間が近付いてきた

髙｢紫耀たちと代わりに行こうか｣

｢うん｣

｢2人ともお疲れ｣

髙｢シフトチェンジだよ～｣

2人を見ると相当忙しかったのか顔が疲れてきている

平｢やっとかぁ｣

永｢めっちゃしんどい｣

髙｢休憩行ってきな｣

平永｢｢じゃ、後はよろしく｣｣

さっき教室入る時に見たんだけど長蛇の列が出来てたんだよね

最後までお客さん途切れないんじゃないのこれ

それからというもの止まらない注文に途切れる所かどんどん伸びていくお客さんの列

あっという間にラスト1時間で再び5人が揃った