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8.俺は彼女欲しい ページ9

別に俺は色恋沙汰に関しては鈍感な訳じゃない。寧ろ人より敏感なのでは無いかと自負さえする

だって「彼女いる?」なんて質問をされて意識しない男なんていないだろ??しかも思春期真っ盛りですよ?その手の話題に反応しない訳がない

取り敢えず一旦落ち着こう。まだ彼女が俺の事を気にしていると決まった訳じゃない

さて、ここは正直にいませんと答えるのが無難だろうか。というか嘘つく理由もないからいいか

止まっていた思考回路をめぐらせた俺は、困った笑みで言った

『残念だけど、居ないんだよね……』

この台詞に関しては「残念だけど」がポイントである。こうする事で、いかにも「彼女欲しいなぁ」という感を、控えめに、だけどハッキリと出していく









ってこの前の知恵袋で見たんだ

「へぇ………」

彼女は俺の言葉を聞くや否や、少しだけ黙り込んで何かを考え、そして笑顔で言ったんだ







「よかった」って

「よかった」つまり俺に彼女がいないという事を良しとして思っているのだ

と言う事はもしや_______








「じゃあ、私はそろそろ帰るから。またね」


自惚れ過ぎた俺は、笑顔で手を振り返す事しかできなかった


_______________________



『ただいまぁ……』

そう言って家へ帰る。いつもの事だが返事はない。それでも挨拶を欠かさない俺は偉い

弟は部活、親は仕事で遅くなるのが日課なので、基本的にバイトがない日は帰っても俺しかいない


筈なんだ


いつも通り自分の部屋へ入ろうとドアノブを握りかけた時、スプリングが軋むような音が聞こえ、思わず手を止めた

何故誰も居ないであろう俺の部屋から物音が聞こえるのか。好奇心と不安に駆られ、気のせいか確かめる為に聞き耳を立てる

「……ぃ、さ……」

微かに聞こえる声、の様なものは小さ過ぎて何を言っているのか分からない

少しだけそのまま聞いていると

「……わぃ……よ」とか「…………き…ぃ」とか、もう訳が分からなかった

ただただ怖くなった俺はリビングへと戻り、ひとまず窓やドアに鍵がかかっているかを確認する

因みに玄関のドアは俺がさっき開けたから確認しなくても大丈夫。と心の中でサムズアップする


一通り確認したが何処もかしこもきっちり鍵がかかっている。その上ここは住宅街なので、泥棒が入る事はあまりないと思う

でも、そうなるとあの物音は一体何なのだろうか

9.俺はピンチ→←7.俺は迫られる



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設定キーワード:オリジナル , BL , 男主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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白餅はるた - コメントありがとうございます。楽しんで頂けて嬉しいです(*´˘`*) (9月16日 11時) (レス) id: a9242b218f (このIDを非表示/違反報告)
- すっごく面白いです!!更新楽しみにしています!!頑張ってください! (9月15日 8時) (レス) id: 628edc4d83 (このIDを非表示/違反報告)
不知火 綏狐(プロフ) - 更新乙です!楽しく読ませてもらってます。頑張ってください!! (9月12日 1時) (レス) id: be50111302 (このIDを非表示/違反報告)
白餅はるた - いつも見て頂きありがとうございます(*´˘`*)ルームメイト含め、色々伏線貼ってます笑 (8月30日 0時) (レス) id: 73aeae2a40 (このIDを非表示/違反報告)
なめこもどき - あ、ルームメイト君たちもそっちでしたか!…いつ見ても面白いし癒しだしとにかく好きです( ´ ▽ ` ) (8月22日 3時) (レス) id: 547fde58ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白餅はるた | 作成日時:2018年6月23日 22時

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