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「…どういうことだ?」
「だから、そのまんまの意味です。英智さんは…もう、私を必要としなくなりました。」
不思議だ。
どうして、こんなにもすらすらと言葉が出てくるのだろう。こんな言葉、口に出したくも無いのに。
「昨日言われたんです、私を解放するって。その方が私のためだからって。…そんなの、全然違うのに。」
私を解放なんて、しなくてよかった。
しないでほしかった。
もっと早く気付くべきだったんだと思う。彼が私を必要としなくなれば、私はもう、必要がない人間だということに。
すっかり、忘れていたんだ。この生活が、当たり前になっていたんだ。
「……愛されてるのな、おまえ」
ふと、月永さんはそうぽつりと呟いた。
「……え…?」
それは、どういう意味だろうか。
いきなりそんなことを言った彼を不思議に思い、しばらく見ていると…月永さんは、困ったように、にへら、と笑った。
「大切にされてるな、守られてるなぁ…!それほど、あいつにとっておまえは…壊したくない存在なんだな!」
どこか、悲しそうに。
けどどこか、嬉しそうだった。
「……私は、大切にされてるんでしょうか」
言っている意味が、よくわからない。
大切にされてる?守られてる?…どうして、そういう考えになるの?
どう考えても、私は…嫌な方向に捉えてしまう。
もやもやとした感情が、どんどん心を黒く染めてく。
頭の中は、もうぐちゃぐちゃだ。
「されてるよ」
「…え…」
けど、そんな暗い感情を消すように…月永さんは、私の肩をぽん、と叩いてきた。
「されてるに決まってるじゃん!!だってあいつ、おまえのこと大好きだし!」
そういうと、月永さんはにこ、と笑った。
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黒蜜まちゃこ(プロフ) - 天祥院様良すぎる…是非続き見たいです!更新応援してます! (2018年5月20日 15時) (レス) id: e5a697c08e (このIDを非表示/違反報告)
りっちー(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い〜!更新頑張って下さいね!! (2018年5月14日 20時) (携帯から) (レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
あかりん(プロフ) - おぅふ…いいねー!この時が来るのを待ってましたー!友達もおすすめキてきまーす! (2017年8月26日 9時) (レス) id: d4b62537e4 (このIDを非表示/違反報告)
永遠抹茶 - はじめまして!私は英智先輩大好きなのでいつも楽しく読ませてもらっています!続きが凄く楽しみです!更新頑張ってください!! (2017年7月7日 22時) (レス) id: eaae209883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睦月 | 作成日時:2017年5月20日 0時