救世記＿battlespiritsrevival＿【12の煌めき】 (ページ8)

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落ちてきた女の子ページ8

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＿ドシーン!!!

｢ぶへぇっ!!!｣

屋根から落ちてきた女の子はまともな着地体勢も
取らずに俺の方へ体当たりする様な形で落ちた

つまり俺は現在女の子の下敷きになっていると言う事だ
なんだこのハプニング、不幸

??｢うぅ…｣

｢おいこら何しやが＿＿＿って…怪我してんのか…？｣

上半身を起こして見るとより彼女の状態を把握できた

自分より少し幼い少女はスムージーグリーンから
クリーム色に変わる髪をポニーテルにし薄汚れたポンチョを着ており
所々に包帯が巻かれている

しかも少女は腕を怪我をしているのかポンチョが血で汚れていた
相当な深傷な様で顔色が良くない

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麻｢遥さん大丈夫ですか!?｣

零｢こりゃあ……えらいこっちゃな｣

溜め息混じりに呟いた零雄が視線を向けたのは
俺でも少女でもなく声やら足音が聞こえてきた方向

俺も麻乃もそっちに視線を向けると其所には
数人の柄の悪い男達が立っていた
どいつもこいつも角材や片手サイズ石をを持っていたりと物騒だ

コイツらはヤバイ奴だと察するのに時間は掛からない

男1｢おいそこのガキ共、痛い目みたくなけりゃそいつを渡せ。｣

｢何でだ｣

男2｢その女盗賊は100000＄の賞金首なんだよ！
　捕まえりゃ金になるってもんだ｣

零｢だからってそんな物騒なもんで女の子いじめへんでもええやん？｣

男1｢うるせえなぁ、悪い奴に"正義の鉄槌"を下して何が悪い！
　こいつは罰だよバーツ、当然の報いだ！｣

俺・零『……』

男共の言い分に、俺も零雄も苛つきを覚えた

何が、当然の報いだ？
その女盗賊はまだ少女なんだぞ？

それを蝿の様によってたかって痛め付けようなんざ＿＿

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｢そんなの＿＿！??｢そんなの、正義じゃない｣!?｣

??｢……君達の正義は強欲だよ…それを正義と言うには、汚れてる…｣

突然、背後から少年の声が響いた

後ろを振り返れば其所には
勇者を迎えに行くと言って何処か行ってしまったセキトと

白と薄紫の肩上までの髪にギュウギュウと詰め込んだ様に
見えるキャスケットを被り英国風の格好
目の下は隈が酷くて不健康そうな様子の青年が立っていた

(あれが、勇者?)

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セ｢よぉ！遥、零雄、麻乃！
　助けに来てやったぜ！｣

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