そんな顔するなと ページ10
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「まず始めに、私は本来この世界の人間じゃ無い
この世界がアニメになっている世界から
転生トリップしてきた人間なんだ」
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「劇を観ていた観客が劇の役者に
なったと言えば解りやすいかもね」と言うと
双子はそれにハッとする
前にイザーズに対して言った「イレギュラー」に
反応でもしたんだろうか
「本来の私の名前は古原 ほのか、聞いての通り人間だよ
そして本当なら居る筈の無い"登場人物"
だからこそ私は知ってる……貴方達の見てきた"闇"を
世界を嫌いになった、滅茶苦茶に
壊れてしまえば良いと望む理由を」
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そう言うとそのまま、Aは映された
弾達のバトルを指を差す
彼方でも、ギルファムのせいかイザーズが
自身の"闇"を語り始めていた
「小さい頃、貴方達とイザーズは貧窟層で出会った
お互いボロボロで、痩せ細ってて
誰かに助けを貰わなきゃ行けなかったのに…
貴方達は施しを受けるのを嫌った
施しを与える立場になりたかったんでしょう?」
双子1「……(コク、」
施しを受けるのを嫌った、
助けられる自分達が惨めに思えたのか
もしくは、甘え方を知らなかったのか
それはAにも解らない
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「双子ちゃん達にもイザーズにも
施しを与える側に行ける方法があった。それは顔、
心を殺して、富める魔族に美しい顔を売った
そうすると町は物で溢れて誰も彼も感謝された
貴方達は領地を納める魔族に仕えた……嫌、
魔族の"モノ"になった。綺麗だったから」
1つ息を着き、
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「その場所で貴方達は古代魔術を覚えた
仕えた主が魔術で遊ぶ悪趣味野郎だったから
更には魔術で主を殺し、解放された……筈だった」
でも結局、
運命と言うのは思い通りには
行かないもので
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「反旗を翻した人間に制圧され
貴方達は人間の"モノ"になった
"綺麗だったから"」
綺麗は時として罪深い、何て臭い言葉が浮かぶが
この三人にとって、それは忌み嫌う対象だったのだ
実際こうして…
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双子『……!!(ギリリ…』
歳には似合わない、恨みたっぷりな表情で
此方を見ているのだから
…嫌だな、そう言う顔
睨み付けてるつもりみたいだけど
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……今にでも泣きそうな顔してるよ、それ
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黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» すまん、また誤字った(^_^;)教えてくれて有り難うねー (2017年3月28日 16時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - 13ページの果実は華実で、ジェレイドがレジェイドになってるよ〜;; (2017年3月28日 16時) (レス) id: 9cd36ae493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2017年2月14日 9時