運命変換理論＿thirdturn＿

閑話:帰還した元不敗の女王の動乱＿1 ページ35

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それはほのかがゾディアックから強制送還され、バローネとラブラブな生活が始まって数日後の出来事だった


ゾ｢テメェ！あの時偽物のデッキ使いやがったな！本気のデッキで俺とバトルしろ！｣


｢ゾ、ゾルダー⁉｣


晴天穏やかな一日の昼下がり
帰還したてと言うのもありステラのメディカルチェックが終わった矢先。両開きのドアから蹴りを入れて入って来たのは褐色肌の男＿＿＿ゾルダー・グレイヴである

自分がいない間に作られた魔族と人間が共存を目指す政機関、｢統一政府｣の治安警備局第一警備隊長を務めているとか何とか


フ｢兄様！ほのかはまだ帰って一週間も経って無いんですよ！いきなりバトルだなんてバローネ様に知られたらどうするんですか⁉｣


｢おっと百瀬兄妹で来たな⁉ゾルダーが来た時点で何となーく察ついたけど‼｣


派手なピンク色の髪が特徴的な美人異界魔族にしてゾルダー同じく治安警備局第一警備副隊長を務めるほのかの癒し、基、フローラ・パフューム。因みに人伝いに聞いた噂だがゾルダーとフローラの恋人同士の喧嘩？は日常茶飯事らしく警備局の風物詩になっているらしい

そんな彼女が怒るよりも先に慌てて細い腕で歯がいじめにしているとなると、現場主義のゾルダーがかなり御乱心と言う事だろう

それにしても、


(記憶が全部戻ったのに百瀬勇貴と果実感全く無い…同じなのはデッキとフローラがゾルダーの事を｢兄様｣と呼んで愛し合って……後は声優さん？？？？)


｢ねぇねぇ、百瀬勇貴ならもっと冷静に扉開けてたよ？？？？仮にも魔族主幹の部屋を壊す気？弁償出来んのゾルダー？？？？｣


ゾ｢何でバローネの部屋にテメェが居んだよ⁉｣


｢彼女が彼氏の部屋に入って何が悪いんだよ‼序でにちゃんとバローネから許可貰ってます！イェーイこれで私もリア充の仲間入り！｣


クワっ！と負けじと大きな声で反論するほのか

しかしフローラからすれば｢側近の頃からバローネ様の部屋に行ってた気が…｣と思われるのがオチだった。現実、カレカノになってもやっている事は何一つ変わってないのが事実である！


｢本気って言っても今の私のデッキ、12宮Xレア全部無くなって代わりのカード入れてかなり組み直したからまゐの時と同じとは行かないよ？｣


ゾ｢それでもいいぜ！テメェが本気出してくれんならそのデッキで来い！｣


｢言ったなゾルダー？ほのかさんの新規デッキで負かしてやろうじゃない！真剣勝負じゃー！｣


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