運命変換理論＿thirdturn＿

刻一刻と迫る ページ22

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アスクレピオーズを召喚し
このターンで終わらせたかったのかバローネは
合体スピリットを上手く使いつつ、弾のライフを削りに掛かる


だが、このターンでは終わらない

終われない





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弾『フラッシュタイミング
　マジック『デルタバリア』を使用!』


バ『!』






二枚目の『デルタバリア』

万が一の為に備えていたのだろうか
魔ゐ相手の時も使っていたそれでこのターンの間
弾のライフは減らなくなった



こうしてバローネのターンは終わる

…弾のターンへと切り替わる





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＿ゴゴゴゴ……





同時、トラクタービームを搭載した
船達がバトルフィールドを下まで降ろし
祭壇へとセットされた


その光景に、Aは端末を握りしめる

映されたバトルでは弾がネクサス、
『光輝く大銀河』を配置しており
このターンで終わる事を示していた





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｢……そろそろ…行こうか｣


キ｢…あぁ、｣


ｳﾞｨ『そう…ね』





物語は最終回
今までやって来た事の集大成だ

刻一刻と迫る物語の終わりに
少しだけ、切ない気分になる



ヴィエル何て声を聞くからにして暗い

でも、これがAのやりたかった事だ
だからこそヴィエルは反対の声を押し殺している






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端末から視線を外し
まるで作業BGMの感覚でバトルに耳を傾けつつ
キオンとヴィエルに指示を送った





｢ヴィエルは勿論私と一緒にバトルフィールドへ
キオンは弾救出の為に待機

やるよ、ハッピーエンドを飾る為に！｣






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さぁ始めよう、この作戦を







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例え百点満点の答えじゃなくとも







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自分の身を犠牲にしようとも







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何処かの誰かが望んでいなかったとしても







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…彼の気持ちに答えられなくとも







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私は彼等の幸せを望む

本来なら誰からも誉められ
讃えられる筈だった戦士達に最高の幸福を送りたいから





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｢＿いつか未来の君がめくる1ページ｡物語は
永久に輝き続け最後のページをその手の中に＿＿♪｣




貴方の運命、私が変えてあげる








直前、端末に映っていたのは

ダブルブレイヴしたサジットが
バローネのライフを削りきった瞬間だった

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居る筈の無い(バローネside)→←静かだとしても熱い

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