運命変換理論＿thirdturn＿

思わぬ客人 ページ12

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こうしてイザーズと、アスクレピオーズの
テロは無事終息した

被害はほぼ0と言って良い訳で
元獄龍隊は取り敢えずルガインの預かりとなった




……後は南極へ行くだけ…
…とは言えないんだよねー






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魔『雷よ、天を裂け！『雷皇龍ジークヴルム』を召喚!』







そう、弾は南極へ行く前に魔ゐと一戦交える事になる

現在、こうしてAとキオン達は
部屋のモニター越しにバトルを観ているのだから




バトスピ博物館で彼女が見た、
あの日から弾が消息不明になっている事について

そして彼女は気付いた






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｢…弾がこの戦いで消える事を、ね｣






大好きな人が、この南極の戦いで消えてしまう事


気づかなければ良かったと
後悔してしまう程の事実






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だから魔ゐは止めに来た




自分に負ければ、弾は南極でのバトルに
駆り出される事が無いと思ったから

誰かが彼の代わりを担ってくれるだろうと思ったから







でもそれは……





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その選択は、そうなってしまえば…







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??『また誰かがヴィオレ魔ゐと同じ立場になる、違うか？』


約全員『!?』




｢は……?なっ…｣







背後から聞き覚えのある男の声がした





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モニターから視線を外し、振り替えれば
其所には伯父さんと呼称出来る年齢であろう
黒髪碧眼の男が立っていた


まるで海賊の船長の様な装いをしている男に
Aは思わず目を見開く





かつてグランロロと人間界を繋げ
滅茶苦茶にした男

弾や勇気が一度敗北した
最強にして最悪の…………






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｢異界王………!?｣


キ｢何故お前が此所に…｣


ｳﾞｨ『何しに来たのよ』




いつの間にか霊体に近い姿で出てきた
ヴィエルはキオンと共にAの前へと出る

その様子に異界王は小さく笑うと言った






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異『天使に気に入られているな
　流石はイレギュラーの女だ』


｢そりゃどーも、あんたに褒められたくないけど
消えろ残留思念野郎｣←


異『俺は随分嫌われているのか』


｢あんたのせいでハピエンにならなかったんでね！
弾達が可哀想だわ!子供相手に何してくれたんだよ！｣





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こいつに対しての不満なら
元の世界からありまくりだ

胃潰瘍みたいな名前しやがって!!←


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その解答が100点満点じゃなくとも→←助けるよ、皆諸共

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