[ぷよぷよ]夢と狂気の魔導師 (ページ8)

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第八話　互角な戦いページ8

「ゆくぞ！「ジャガーノート」！！！」

「ようやく本気を出してきたね！！こっちも

「ダークネス・オブ・マインド」！！！」

今度はさっきのようにはいかない。と思ったのか、今度は完全相殺によって出てきた土埃でキルルは相手を見失っていると思いサタンは、

「カタストロフ！！！」

空を飛んだサタンは、右手を掲げると黄色のような黒のような波導弾みたいなのが現れ、波導弾からは雷がキルルに降り注がれると、キルルを中心として土の柱が立つ。その光景を見たりんごとアミティは思わず歓声を出す。

「おお！」

「やったぁ！」

(りんごとアミティは、キルルがやられたと思ってる…けど、僕にはわかる…

≪キルルは、まだ本気を出していないことに。≫ )

するとアルルの思った通りにキルルは土埃の根元から高く飛び上がると、サタンの目にも止まらぬ速さで頭から急降下し、小さな土埃がサタンとキルルを包み込む。風で土埃が晴れたときには、サタンはキルルの背中の赤い糸で締め上げられ、おまけに赤い糸によって巻きついている沢山の刃物でサタンの体を突き立てている。だが、サタンはこんなことで屈しない。サタンは締め上げられ、刃物で突き立てられる痛みに耐えながら、自らの魔力を爆発させ、締め上げている赤い糸から解放されると同時に、地面に落ちる。
キルルもサタンの魔力で遠くに吹き飛ばされ、背中から赤い血が流れていると同時にアルル達を閉じ込めている不思議な空間は無くなった。そしてアルルは誰よりも早くサタンに駆けつけ、ハルルは誰よりも早くキルルの元へと駆けつけた。