[ぷよぷよ]夢と狂気の魔導師 (ページ2)

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第二話　ハルルページ2

「聞いたことがあるぞ…」

そういって成績優秀なクルークは、こう話す。

「夢の魔導師ハルルは、大昔に夢を創りあげた魔導師で、ある理由から滅んだ世界の生き残りで、その世界の再生を願う者に協力したことがあるらしい…」

「大昔っていうんだからもう死んじゃってるんじゃ…」

「いや、ハルルは魔導師となった瞬間に、「夢」という幽体物質となって、永遠に死ぬことはないから、多分今も生き続けているんじゃないのか…？」

「クルークさんの言う通り、夢の魔導師ハルルさんは、今この世界を生きているのです。皆さんが全く同じ夢を見てしまうなんてことは、これはきっとハルルさんに何かあったんじゃないかしら…」

今日の授業は、先生がハルルを探してくるって言って中止になっちゃった。
あの夢で見たあの子は、大昔に存在した夢の魔導師だったんだ…。
あたしは今アルルとりんごを誘ってプリンプ魔導学校から遠く離れた、海が見えて、永遠に枯れない色とりどりの花畑によって夢が叶うといわれてる崖でピクニックをしようとしていた。

「ここですか、夢が叶うと言われてる崖というのは」

「うん！あたしだけの秘密の場所なんだ！」

「アミティ、今日はピクニックに誘ってくれてありがとう！カーくんも喜んでるよ！」

「ぐっぐぐー！！」

赤髪の縦ロールヘアが特徴なあんどうりんごは、
このプリンプタウンとは別の世界の「チキュウ」というところから来た女の子。実は私達も一度、チキュウに来たことがあったんだ。そのときにりんごと会って、友達になったんだよ。
プリンプタウンから元の世界に戻る方法を探しつつ、このプリンプタウンに残ることとなった。普段はお行儀の言い喋り方をするけど、興奮するとちょっぴり変なことを始めたりもするんだよ。

青いマントとアーマーを身に着けているのはアルル・ナジャ。
魔導師の卵だけど、魔導を使うのが一番得意な女の子。
カーバンクルとはいつも一緒だからなのか、闇の貴公子サタンから求婚(求婚てなんだろう)され、格闘女王のルルーに嫉妬を買われ、闇の魔導師シェゾからは、魔力を狙われるという散々な人生を送ってるけど、それなりに信頼関係も築いてるみたい。

最近なかなか会えないから、やっと皆で楽しくピクニック出来る！と思ったら……

・

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「＿＿！？見て下さいアルル！アミティ！！女の子が花畑で寝ています！！」

『え！？』

「ぐ？」