[ぷよぷよ]夢と狂気の魔導師 (ページ1)

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第一話　夢ページ1

「夢」

夢は「睡眠中あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。睡眠中にもつ幻覚」や、「将来実現させたいと思っていること。願望や願い」の意味を持つ言葉。昔の人々にとって夢は、神や悪魔といった超自然的存在からのお告げである、という考え方は世界中に見られるが、このプリンプタウンにも、夢という言葉が存在する………。

やっほー！あたしはアミティ。プリンプタウンという平和な街にあるプリンプ魔導学校で、ステキな魔導師になるのが夢！
今夜は「夢占い」で将来に対する希望・願望か、これから起き得る危機を知るというのが宿題だよ！
どんな夢が見られるかな？楽しみだな～♪

星が空に瞬く頃、人々は皆夢を見ていた。

虫を愛する者の夢。
美を求める為に鍛錬に励む者の夢。
闇の魔導師になるために勉学に勤しむ者の夢。
人を驚かす幽霊の夢。
なんか怪しい者の夢。
とある者を慕っている者の夢。
同じ角を持つ者を探している者の夢等、いっぱいある。

よし！早速皆が悪夢を見ないように、魔法を使おう！

「イン・ア・ドリーム！！」

すると謎の黒い塊が魔導師の前に集まり、やがて星型となって空を飛んでいる魔導師の両手に浮かぶ。

「さて！これを魔法で…」

しかし魔導師の真上に雷が落ちてきたことに気づかなかった。
そのため、雷が魔導師の体に当たり、魔導師は地上へと落ちる。

「きゃあ！！」

・

なんかおかしいなぁ。昨日の夢は、魔導師が空を飛んでて、雷に当たって落ちちゃうっていう夢を見たって言ったら、なんと皆も最後に同じような夢を見たって聞いてびっくり！！先生に聞いてみよう！

「はい皆さん。夢はちゃんと見られましたか？」

「先生！私、魔導師が空を飛んでて、雷に当たって落ちちゃうっていう夢みました！」

アミティの挙手に、皆も次々に、同じような夢を見たと言う。

「どういうことニャ！？皆同じ夢を見るなんてありえないニャー！！」

「ポポィ。これはきっと、「何か危機が迫っている」と言いたいですね。」

『危機？』

「皆さん。その魔導師の特徴はなんですか？」

「茶色い髪の毛！」

「白い三角帽子～」

「ピンクのボタンを着けたシャツを着ていたね。」

「(その特徴からすると…もしかしたら…！)

皆さん。きっとその魔導師は、夢を司る魔導師。ハルルだと思います。」

『ハルル？』

オリキャラの名前がアルルっぽい？気にするな！！！