four! ページ4
ずんずんと笑顔のまま2人に近づいていくと周りでニヤニヤと見ていた部員達がこちらを見て引きつった顔をして私を避ける。私は怪物か何かか
「シッマ〜 こっち向いて」
「は?今大事な話しとんねn…ンぶっ」
「その大事なお話はあんたがどうしてもって頼み込んでマネージャーをやっているやっさしい幼馴染を放置してまで話し込む内容なんですかね?」
こちらを向いたコネシマに今がチャンスとばかりに手に持ったサッカーボールを思いっきり投げつける。私にしては珍しくコントロールがよくコネシマの顔に直撃しており少しスカッとする。全く先輩の癖に大人気ないんだから、と思いながら少しびっくりした様子でこちらを見つめるショッピ君に向き直る。
「ショッピ君」
「…すいません」
「私は謝って欲しいなんて言ってないよ。確かにシッマはくそむかつくただの顔がいい馬鹿だけどそればっかり相手しているとショッピ君も馬鹿になっちゃうよ?」
「おまッ言わせておけば…」
「シッマステイ」
ショッピくんにはシッマの様な肉体的制裁よりも彼が誰よりも嫌がるシッマを引き合いに出して怒るのが有効だと気づいて数週間。怒った直後は喧嘩をせずしゅんとしているのだが1日経つとこうなってしまうから問題だ。それでも有効な手には変わりはないから使うのだが。
嗚呼何やらチワワのほえ声が聞こえた気がする。そして私は再び笑顔を浮かべて蹲るシッマの方に向き直りステイと言い放つ。すると、彼はこちらがいかに怒っているのか理解したのな遂に黙りこくった。それを確認すれば私は再びショッピ君に向き直る。
92人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
流玖 - ショッピ君が好きです!あと更新頑張ってください。応援してます。 (2019年6月24日 17時) (レス) id: c23b321c6f (このIDを非表示/違反報告)
黎(プロフ) - 流玖さん» あっ、物の見事に誤字ってますね……^^;教えて頂きありがとうございます。早速訂正入れましたm(_ _)m (2019年6月24日 11時) (レス) id: edb9fad9e5 (このIDを非表示/違反報告)
流玖 - one!で、遠回しに話せって(多分)遠回しに離せだと思います。細かくて、すみません。 (2019年6月23日 18時) (レス) id: 937032789b (このIDを非表示/違反報告)
黎(プロフ) - 芽樹。さん» 態々コメントありがとうございます!後輩組良いですのね……。分かります。私もshp君に比べてci君絡み少なくなっちゃいそうだなと危惧してたのでこれから絡み増やしていきます!!応援ありがとうございます(*´ω`人) (2019年6月22日 16時) (レス) id: edb9fad9e5 (このIDを非表示/違反報告)
芽樹。(プロフ) - 後輩組大好きなのですごく嬉しいです…!イベントとかではないのですか、ciくんと夢主ちゃんの絡みがもう少し見たいです。更新頑張ってください!かげながら応援しています…! (2019年6月22日 15時) (レス) id: 4dfb0739ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黎 x他1人 | 作成日時:2019年6月17日 9時