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side貴方
「んんっ……はー！久しぶりの陸だぁ…」
よっこいしょ、と若干おじさんっぽく舟から出て陸へと上がる。
シャンクス達と別れてから数週間。
ずっと海に揺られっぱなしだった私は久々に地に足がついてる事に嬉しさを感じていた。
今回着いた島は、一見普通のリゾート地。
ここには人はいないみたいだけど向こう側からはたくさんの声が聞こえてくる。
無法地帯じゃなくてよかったと思う反面、そんな所をマント被って歩いたらこの上なく注目を浴びるから困った。
被らなきゃいいのにって思うかもだけど知らない場所に行ったら何故かジロジロ見られる事が多く落ち着かなくて…
あれ、どのみち見られるならマントしてても大丈夫なのでは？
はた、と思いついた私は舟を陸に上げ固定するとマントを深く被りなるべく人目につかないよう道を選んで動く。
………すると、
ドンッ!!
「わ…っ」
深く被りすぎてたみたいで全く前が見えておらず、思いっきり向こうから歩いてきてた人とぶつかってしまった。
バランスを崩しかけた所をその人が慌てて支えてくれて、派手に転ぶのは避けられたけど。
た、助かった…。
「悪い、大丈夫か？」
「あ、う、うん…。ありがとうございました」
顔を上げてお礼を言ったつもりだったけどフードが邪魔で前が見えなかった。
けど今から外して顔だけ見るっていうのもなんか失礼だしそのまま軽く会釈してその場から離れようと足を動かした…が。
「……………えと、あの…？」
「……あんた、まさか…」
「…？」
掴まれた腕。
僅かに震えるその手に不思議に思っていると、その人がごくりと音を鳴らし、唾を飲み込んだのが聞こえた。
恐る恐る伸ばされた手はマントのフードへ。
その事にまたまた首を傾げていると、視界が開け眩しい光が飛び込んでくる。
____________けど、それよりも驚いたのは。
「…………………え…」
「______ｯ!!」
昔の面影を残しながらも、少し大人になった彼。
酷い別れ方をして傷ついていた心を更に傷つけた。
もう二度と顔を合わせる資格なんかないと思ってた______
「エー、ス………」
その名を呼んだ途端気付けば彼の腕の中にいて、身体に回った逞しい腕にきつくきつく抱きしめられていた______
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アボカド - 名探偵コナンの小説がなくなっているんですけどどうしたんですか？見たいです (2021年11月8日 4時) (
レス) id: 76d350b07b (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - シアンさん» ぎゃぁぁ！すみませんありがとうございます…！すぐに訂正いたします！ (2018年9月30日 12時) (レス) id: 0363bbcb34 (このIDを非表示/違反報告)
シアン - フードがハードになってますよ。間違えててたらすいません。 (2018年9月29日 15時) (レス) id: d9b27504fd (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 翡翠さん» まだ出てないですね…。すみません！多分出てくるのは次章になるかと…！もうしばらくお待ちください…！！ (2018年8月21日 21時) (レス) id: 0363bbcb34 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 麦わらの一味がまだ出てない…(T ^ T)←気づいてないだけかもしれません。そうだったらごめんなさい (2018年8月19日 22時) (レス) id: a7a84deb30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2018年2月17日 21時
