53.久しぶり ページ3
・
"おーい"と返事を求める五条に
そろそろ切るとAは告げる。
『待って待って、もう一つ言い忘れてた』
「なんですか？」
『恵と一夜を共にする訳だけど…
襲われないように気をつけてね？』
何の話なんだまったく。
Aが疲れながらも電話を切ると
隣の伏黒に同情の目を向けられていた。
「何か、恵に襲われないようにって
言われたんだけど…意味が分からないよね」
「………………マジでぶん殴る」
意味の伝わらないAの一方、
伏黒は意味を分かってしまい改めて眉を寄せた
・
翌日。伏黒達は用意されたホテルで休息し、
再び学校の方へと呪物探しに向かっていた。
「_____え、Aちゃん!!?」
その時、前を歩いていたAの足が止まっていた。
彼女の名前が呼ばれたような気がしたのは
気のせいではない。
伏黒がAから少し覗き込むと、
彼女の視線の先にいた人物がいたのに気付く。
笑っていたAの顔は強ばり、その瞳は揺れていた。
「ほんとだ！Aだ!!」
「やっぱり？」
そこにいた、制服を着た3人の女達が
Aの方へ駆け寄る。
伏黒は静かに離れ、
Aが一瞬不安そうにこちらを見るも
あっという間にAは囲まれていた。
「え!?戻ってきたの!?」
「急に転校だっていうからビックリだったよ!!
それ、新しい学校の制服？」
「確か、東京の宗教学校…だっけ？
Aが宗教系に興味あるの初めて知った！」
グイグイと話しかけてくる彼女達に
Aは若干不慣れながらも言葉を返していた
様子を見る限り、彼女がいた前の学校の友達だろうか。
不意に、Aの目がこちらを見た。
そのせいで伏黒にまで、女子達の目が向く。
「……折角だから、話してろ。俺は向こうで待ってる」
少し時間がかかる様子を感じて伏黒はその場を離れる。
「ねぇねぇ！今の人、もしかして…
Aちゃんの彼氏さん!!?」
「ッ、えぇ？な、なんで？
ただの同じ学校の人だよ。
今日はこっちに用があって、たまたま…」
伏黒は後ろ目でAの様子を覗き込む。
彼氏だと勘違いされて否定する彼女は
慌てていてほのかに顔が赤い気がした。
その手の話題は不慣れなんだろうな
と思いつつ、続けて話すA。
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結祈華(プロフ) - カノンさん» 好きと仰って下さりありがとうございます！嬉しすぎました！これからも頑張らせて頂きます。 (2023年1月27日 23時) (
レス) id: 074ff9457b (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - いえ！修正ありがとうございます！とっても好きなのでこれからも頑張ってください！ (2023年1月27日 17時) (レス) @page31 id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - カノンさん» カノン様。そうですね…間違えておりました。9ページの方を訂正させて頂きます。コメント及びご指摘頂きましてありがとうございました。 (2023年1月27日 11時) (レス) id: 074ff9457b (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - コメント失礼します。アニメ第1話部分で亡くなったのは、おそらく虎杖悠仁の祖父だと思うのですが… (2023年1月27日 11時) (レス) @page30 id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結祈華
| 作成日時：2022年12月31日 20時
