【呪術廻戦】ね む っ て "た" ひ め 。４

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噂をすれば…まさに このことだ。




五条は箱が置かれた台車を転がしながら

釘崎達の背後から走りながら現れた。









庵「五条悟!!」




三輪「(五条悟!!)」









庵は 先程の優しそうな顔から一変して

舌打ちをしながら五条を睨みつけていた。




一方 三輪は内心、

五条の登場に歓喜を起こしていた。




ふと、五条と目があったA。




当然のように バッと視線を逸らしてしまった。




…朝に話した以来、変な話をしていたから

気まずかったのだ。




五条は何も言わず、ガラガラと台車を押しながら

皆のいる真ん中に立った。









五条「やぁやぁ 皆さん お揃いで

私 出張で海外に行ってましてね」




パンダ「急に語りはじめたぞ」




伏黒「…海外？」




貴方「……」









五条が海外に行っていないことを知っていた

伏黒は、視線をAに向けた。




そのAも、"色々 設定がガバガバだ"と

呆れるように五条を見ていた。









五条「はい お土産

京都の皆には とある部族のお守りを…

歌姫のはないよ」




庵「いらねぇよ!!」









五条は ミイラのような小さな人形を

京都校の人たちに渡していく。




色々変な顔をする皆だが、三輪だけが

ものすごく喜んでいた。









五条「そして 東京都の皆にはコチラ!!」




釘崎「ハイテンションな大人って不気味ね」









五条が大きな箱を見せると Aは嫌な予感がした。




その箱は、人が1人入れるくらいの箱で______









　









バゴッ









　









五条「故人の虎杖悠仁君でぇーっす!!」




虎杖「はい!!おっぱっぴー!!」









箱から、更にハイテンションの虎杖が飛び出した









それを見て、当然 東京校の皆は

意味がわからないという顔になっていて

その中でAはひとり "はぁ"とため息をついた









虎杖「(えっ…えーーーーーー!?

全っ然!!嬉しそうじゃない!!

京都の人らは…お土産に夢中ーーー!!)」









虎杖はその光景を見て、

朝に言われたAの言葉を思い出す。




…______嬉しさを通り越して怒りに変わる、と。

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