87.出ているはずの答え ページ1
〜no side 〜
Aはその後、伏黒と2年と合流をした。
その場に何故か、まだ釘崎が現れず
5人は釘崎を待っていた。
伏黒「…A?何かあったのか?」
貴方「!え?」
伏黒「……」
下を俯いていたAに
伏黒は真剣にAを見て、声をかけた。
そんな伏黒の言葉に驚きつつも、
Aはポツリと口を開いた。
貴方「…………私って、昔の方がよかったのかな」
伏黒「……は?」
貴方「…ごめん。何でもない」
無理矢理笑みを作り上げると、
伏黒に"変なこと聞いちゃったね"と答える。
…正直、伏黒は"は?"と
短く 呆れたように言葉を返したが
Aは真剣に聞いた為、
返答に軽くショックを受けた。
伏黒「……何言ってるんだ、お前…」
貴方「ほ、ほんとだね…変なこと______」
伏黒「昔も今も、AはAだろ?
何も変わってない」
貴方「!……恵?」
伏黒「…昔から 誰に対しても優しくて、
変なところで鈍感で、誰にでも笑ってやって、
自分ひとりで何でも抱え込んで_________」
貴方「ああああああっ もう良いから______」
伏黒「………お前は、俺にとって ムカつくやつ」
貴方「む、ムカ…?」
伏黒「だって、お前はいつだって
俺の心を乱してくるだろ?」
貴方「……そんなつもりない、けど…」
伏黒「つまり…_________大好きな奴ってことだ」
______恵だって、私の心 乱してくるじゃん…
貴方「……それは、お互い様だよ…」
伏黒「…!!?好きってことか______」
貴方「そういうことじゃない!!
私の気持ちを乱してくるところ、が…だよ…」
目の前の伏黒のニヤリとした笑みに
Aは言葉が途切れ 段々に小さくなった。
伏黒「俺が、Aの気持ちを乱してるって?」
貴方「う、ん……」
伏黒「それは良いことだな」
貴方「どこが…」
ムスッとしながら顔を赤らめるAに、
満更でもない顔をしている伏黒。
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結祈華(プロフ) - もんもさん» もんも様、ご指摘頂きまして、ありがとうございます。そちらの方、訂正させて頂きました。いつも読んで頂いてるとのこと、とても嬉しく思います!!ありがとうございます!これからも更新頑張っていきますので、引き続き、宜しくお願い致します! (2021年2月2日 23時) (レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
もんも(プロフ) - 92ページの真希さんのセリフが真衣さん表記になっていると思います…!いつも楽しみに読ませていただいてます!更新無理のないよう頑張ってください!! (2021年2月2日 17時) (レス) id: 8019cb9777 (このIDを非表示/違反報告)
ぬひ - 控えめに言ってすき (2021年1月28日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年1月18日 1時