#6 side■ ページ7
【視点：フロッピー・レインブーツ】
ちょうど情報室の前に着いた時。何か異変を感じたのか、ユキが警戒体勢を取りだした。
『お、どうした？！』
「煙幕の香り…」
『煙幕？なんでそんなものが＿＿＿』
ドカンｯ！！！と聞こえるような爆発音と共に扉が凄い暴風で勢いよく開く。
扉が開くのと同時に誰かが飛ばされてきた。それは黒髪に赤メッシュ、白いうさぎのパーカーを着た女だった。そしてコイツ、この前写真で見たことがある。いや、見たことがあるどころじゃない。調べ上げたじゃないか。コイツは、コイツは…
『白国の特殊部隊隊員、コウレンかオマエｯ！！』
「なっ、バレたｯ？！うわこれ絶対任務長引くやつじゃん…」
最悪だぁ〜…とため息を吐いてる彼女は間違いなく敵国の人間。流石に私も傘を取り出す。
「フロッピーさん、良ければ私がこの方のお相手をしましょうか？」
『いいのかユキ？コイツ、特殊部隊の奴だぞ？絶対手強いっテ…』
「いえいえ、だからですよ。特殊部隊の方なら、そう簡単に壊れませんよね…♡」
完全に戦闘狂モードになってる。もうこうなったら止められない。
『じゃあ任せる！でも無理はしすぎるなヨ！』
「ヤバイ子と戦う事になっちゃったけど…まぁ、余裕っしょ！」
彼女が大鎌を構えると大鎌は炎をまとった。
「いきがいいわね…さて、あなたの悲鳴、聞かせてちょうだい♡」
ユキが吹雪を出したのを合図に私は情報室へ走る。
さっきの爆発と暴風を活用した技、あれは緑色の技だ。
白国はたった一度の技だけで居場所を把握してくるだろう。となると彼が危ない。私が援護をしなければ。
煙幕の中、音と微かに見える視界で彼を探す。
「＿＿＿ｯ！！」
頬に血飛沫が飛んでくる。突風で一瞬煙幕が吹き飛ばされて辺りが見える。
とっさに血飛沫が飛んできた方向を見た。彼だ。弾幕で全く気付けなかったが彼がすぐ横に来ていた。
反射的に彼の元へ走る。そして傘を開き大量に飛んできた弾丸を弾き飛ばした。
彼はもう何発か弾丸を食らってて、とても戦える様子ではなかった。
(頼む頼む頼む…誰か、誰か来てくれ！！)
いくら改造した傘と言っても、これほど集中して攻撃されると壊れてしまう。このままだとあと数分も保たない。
今の私は防御で精一杯。攻撃さえ止められれば…
ﾊﾟｧﾝ！！
期待に応えるように一つの銃声が響く。
「よ、よくもあたしの神様を！！！」
薄れゆく弾幕の中、聞こえたその声は私を安心させてくれた。
続く (更新停止中)
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カエルの雨傘(プロフ) - タロさん» うわぁぁ…マジすか、今すぐ直してきます！！ (2022年9月26日 16時) (
レス) id: 0f8d3a3811 (このIDを非表示/違反報告)
タロ - カエルの雨傘さん» 『黒国の特殊部隊隊員、コウレンかオマエｯ！！』 ここがコウレン黒国の人になっていました。 (2022年9月26日 4時) (レス) @page7 id: 9c4f338204 (このIDを非表示/違反報告)
タロ - カエルの雨傘さん» がァァァァありがとうございますぅぅぅ！！コウレン視点とか...。ありがとうございますぅぅぅ！！ (2022年9月24日 14時) (レス) @page6 id: 9c4f338204 (このIDを非表示/違反報告)
カエルの雨傘(プロフ) - レアウネさん» あっ大丈夫ですよ！いえいえ、こちらこそありがとうございます！ (2022年9月24日 9時) (レス) id: 0f8d3a3811 (このIDを非表示/違反報告)
レアウネ - 気付くの遅れたぁ、レイレマ…好きや！出してくれてありがとうございます！ところでなんですが、LINEの方で宣伝とうちの子のお話and立ち絵を出してもよろしいでしょうか…？ (2022年9月23日 17時) (レス) @page5 id: 7f9f618b95 (このIDを非表示/違反報告)
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