三十六話。 ページ38
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「…数学の教師がマジでウザくてさぁー」
「でもあの先生教え方上手くないですか？」
「いや、あれはだめ。るぅとみたいに頭いい奴にしか伝わらない教え方してる」
私は七人の会話を聞きながら夜ご飯を食べていた。
…うるさっ！
るぅりーぬさとあかねの四人だけならまだしも、
そのにななじぇるころんが加わっただけでこのうるささ！
どういうこと？
喋りすぎでしょ、こいつら。
「あ、そういえば俺、今日は塾があるんだよねー」
「私も今日カテキョがあるのよねー」
なーくんとあかねちゃんが時計を見てそう言った。
塾か…なーくんなら道場とか行ってると思ったが…。
なーくんもるぅちゃんに劣らないくらい頭いいもんな、やっぱ。
あかねちゃんも私なんかよりは随分頭いいし。
「僕も、今日は早く帰れと言われているのでこのあたりで」
「じゃあ俺もお腹すいてきたしそろそろ帰ろうかな」
るぅちゃんと莉犬が席を立ったなーくんを追いかけて玄関に出る。
ああ、真面目なお方たちがみんな帰っていく…。
「おー、じゃ、気を付けてー」
さとみくんがそう言って四人を送っていった。
残されたのはジェルくんところん。
さとみくんの含め三人となるとちょっと静かになったな…。
私がご飯を食べ終わり、クッションの上でごろりと寝転がると、
どこからか大きなため息が聞こえた。
「……遠井さんって可愛いよね…」
え。
ため息をこぼしたのはジェルくん。
今ここにあかねちゃんがいたら「は？きもい」と切り捨てていたことだろう。
「ジェル、いきなりどうしたんだよー。そりゃ遠井さんは可愛いけど」
さとみくんが机に突っ伏したジェルくんの背中を叩く。
あ、あかねちゃんかわいいって認めた。
ああいうのがタイプなの？
……見た目だけなら私とは似ても似つかない清純系…。
中身はたぶん大して変わんないけど。
「いやなんかさ…俺遠井さんのこと好きなのに、なんか近づいてる感ゼロだし…」
「そんなことないって…方面はどっちか知らないけどさ、確実に近づいてるって」
ころん、慰めになってない。
方面がどっちかわからなかったらダメじゃない。
「じゃあさ、作戦立てようぜ。ジェルと遠井さんをくっつける作戦」
「え！？良いんですか！恋愛マスター」
さとみくんの提案にジェルくんが顔を上げる。
え、なんか楽しそうね。
私にも聞かせなさいよ、その作戦！
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影の黒鷺 - 絵宙(えそら)さん» ユーザー認証…私が見るときには出てこないんですけど…どうなんでしょう。こちら側としては設定していないので、運営さんのバグですかね…。運営さん…(´;ω;｀) (2020年5月26日 16時) (
レス) id: 4d7a8fb4ac (このIDを非表示/違反報告)
絵宙(えそら) - ユーザー認証が必ず出てくるんですが私だけですか…？(´ ; ω ; `) (2020年5月26日 10時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - 影の黒鷺さん» 私の小説も読んでくださってたんですね！とても嬉しいです泣 これからもお互いがんばりましょーね！ (2020年4月11日 14時) (レス) id: 7e1be6dd9a (このIDを非表示/違反報告)
影の黒鷺 - ゆらさん» そんな風に言っていただいて本当に感謝しかないです…！私もゆらさんの小説が大好きでいつも見させていただいております。応援ありがとうございます、励みになります(*´ω｀*) (2020年4月10日 22時) (レス) id: 4d7a8fb4ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - 黒鷲さんの作る小説って、キャラ設定がしっかりしているうえに、それがブレちゃわないところがすごいと思います。。。夢主ちゃんのツンデレな性格がとても可愛いんだけど、さとみくんと気持ちがすれ違っちゃうともどかしくなっちゃいますねｗこれからも応援してます！！ (2020年4月10日 21時) (レス) id: 7e1be6dd9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影の黒鷺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kagenokurosagi/
作成日時：2020年4月3日 15時
