51話 ページ4
〈黒尾side〉
Aと喧嘩をした。
いや、喧嘩なのかも分からない。
あの夜、彼女に好きだと伝えるはずたった。
だが、最近気に入られてるのか、女上司に出かけないかと誘われる。
上司だから、断ることも難しい。
この間も「仕事の話で相談があるから」と言われプラネタリウムに連れていかれた。
結局、相談は無かった。
黒尾「あの、ああいうのもうやめてください」
女上司「……ごめんなさい、あの時は楽しくって相談するのを忘れていたの。改めて今日相談させてくれない？」
黒尾「………今日だけですよ」
あの夜もそう言われて、飲みに行った。
黒尾(早く帰りたい……)
女上司「……それでね、この間カフェに行った時…」
いつ相談されるんだ？かれこれ1時間はこの調子。
黒尾「…あの、相談がないなら帰らせてもらいます。家で待ってる人いるんで」
女上司「ちょ、ちょっと待って…！」
黒尾「何ですか」
女上司「私っ、黒尾君が好きなの……」
黒尾「……ごめんなさい。俺好きな子いるので、先輩の気持ちには応えられません」
女上司「…そう」
黒尾「……失礼します。お金、ここに置いときますね」
走って家に帰ったら、Aが不機嫌そうにソファに座っていた。
気持ちを伝えよう、そう思ったとき
『彼女いるなら言ってよ、私出ていくから』
…は？彼女なんて居ないし、出て行くってなんだよ。
(Aこそ、研磨と一緒に居たくせに…)
その夜から、俺たちは話さなくなった。
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名もなき作者(プロフ) - 吐くほど尊くて、とても良すぎる作品でした、急でごめんなさい。私も黒尾くん大好きで、作品を書いてる側です。けど、ここまで短く、尊い作品は今まで出会った事なかったです。ハイキューに関しては私もまだ初心者で助けられませんが、影ながら応援してます。頑張って。 (6月14日 17時) (
レス) @page31 id: 7855a2e8dd (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 感動してないちゃいました...（泣） (3月9日 9時) (レス) @page30 id: 455b51e906 (このIDを非表示/違反報告)
????(プロフ) - 黒尾が愚かで、結末が美しいです。久しぶりに見ると黒尾の魅力がよく伝わったと思いました。 黒尾の魅力を感じたい方はオススメです！ (2024年6月13日 9時) (レス) @page8 id: cd83f46d21 (このIDを非表示/違反報告)
ChachaY - とっても面白くて好きな作品です！個人的で申し訳ないんですが結婚するって感じのオチが嬉しいです！勝手な意見すみませんm(_ _)m💦 (2024年6月10日 14時) (レス) @page8 id: f1e76f7be4 (このIDを非表示/違反報告)
なお - とってもいい作品に出会えました!!これからも頑張ってください!! (2024年6月2日 7時) (レス) @page6 id: 4ebc7ce81e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うた | 作成日時：2024年5月31日 20時
