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オレンジ ページ1

夕暮れの横浜のとある道を恋人の様でそれでいて友達の様でもある微妙な距離で歩く二人の男女が居た。
「それでナオミが急に抱き着いてくるもんだから焦ってお茶をこぼしそうになって」
オレンジ色の髪をした青年は先ほどから『ナオミ』という女性の話をとても楽しそうにしている。
そして隣に立つ少女は軽く笑みを浮かべながらその話に相槌を打っていた。
暫くそうして歩いていると
「ぐっ」
青年はなに苦しそうな声を出した。
驚いた少女が青年の方を見ると彼の腹には細い腕が絶対に離さないと言わんばかりに絡みついていた。
(なんだいつものあれか)
少女は少しでも心配したことを後悔した。
「ちょ、ナオミとりあえず離れてっ苦、しい…」
「お兄様がそうおっしゃるなら仕方ないですわね」
青年の腹にしがみついていた艶やかな黒髪にセーラー服を着た少女は名残惜しそうに体を一度放し、
今度は青年の腕にしがみついた。
「ナオミ近いって…」
「まあ、お兄様照れてますの?」
「いや、そうじゃなくて…」
少女の名前は谷崎ナオミ。
見た目は似ていないがれっきとした青年、谷崎潤一郎の妹である
兄妹でありながらまるでカップルのような距離でいちゃつく彼らを一歩下がって見つめているのは、谷崎潤一郎の本当の彼女であるAだった。
先程迄居た谷崎の隣という特等席をナオミに奪われたAは、とても兄妹とは思えないほど仲睦まじい二人の間に入ることも出来ず。
唯ひたすらに寂しさを抱えながら一歩先を行く二人を眺めていた。
谷崎兄弟は一歩遅れて歩くAの心情も露程知らずただ探偵社へ続く道を楽し気に歩いていた。

年上の弟→



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クコ(プロフ) - 桜木 茜さん» コメントありがとうございます!!そんな風に言ってくださると物書き冥利に尽きます! (4月20日 3時) (レス) id: c68ef9c665 (このIDを非表示/違反報告)
桜木 茜(プロフ) - 今日最後まで読ませていただきました。涙がドバドバ止まりません、すごく良かったでふ! (4月18日 20時) (レス) id: 276600753d (このIDを非表示/違反報告)
クコ(プロフ) - 雪のさん» 最後まで読んでいただいて、さらにコメントまで下さってありがとうございます!!嬉しい限りです!これからも頑張っていきます! (2月18日 23時) (レス) id: 336d684e71 (このIDを非表示/違反報告)
雪の(プロフ) - 読みごたえがあって、とても面白かったです。今後も創作活動頑張ってください。 (2月17日 20時) (レス) id: 9e3257b60c (このIDを非表示/違反報告)
果汁ジノ%(プロフ) - クコさん» 頑張って下さい!q(*・ω・*)pファイト!! (1月13日 6時) (レス) id: a6a058aaa7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クコ | 作成日時:2018年1月11日 3時

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