どこかで 45 ページ48
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心待ちにしていた放課後が来た。
帰りのホームルームが終わったとともに 靴を履き替え、急いで階段を駆け下りる。
花咲がなにか言いたげだったが、知らない。私には そらるさんとまふくんという 天使達が待っているのだ。
私達が出会った 公園で待ち合わせ ということになっており 私はとりあえず早くそこに着きたいと、校舎を出ればダッシュで校門まで向かう。
校門に 多少の人だかりが出来ているのは気のせいだろうか…？
校門に近付くにつれ、その人混みが何故か女子だけで結成されていることに疑問を持つ。
なんだ。イケメンなお兄さんでも 妹のことを待っているのか？何その夢小説展開。私も兄が欲しかった。
一人っ子の私には関係ないことだと、その人混みを掻き分けて公園へ向かおうとした時だった。
｢ ちょっと A。俺ら置いてどこ行くの ｣
｢ あ！Aちゃーんっ！待ってましたよっ ｣
｢ え ｣
待っていたのは、妹好きのイケメン兄貴ではなく、どうやら 天使達だったらしい。
…何言ってんだ私。色々嬉しすぎてテンションがおかしすぎる。
｢ なんだか待ちきれなくて来ちゃいました。近くの高校って行ってたんで、ここぐらいしかないかなーと思って ｣
｢ 俺は止めたんだけどさ…行くって聞かなくて。ごめんね？ ｣
｢ い、いえ…!! わざわざ迎えに来て頂いてありがとうございます ｣
｢ 全然いいですよ！僕達が早く会いたかっただけなので！ね、そらるさんっ ｣
｢ まぁね。あと…俺も心配でさ。でも、今は絡まれてなかったみたいだね ｣
｢ なんだか言いたげだったんですけど、私もお二人に早く会いたくてホームルーム終わると同時に走ってきたので ｣
｢ そうだったんですか!? ｣
同じ気持ちだったんですねっ、と ぱぁぁと目を輝かせる まふくん。
まふくんも こんなにも会いたいと思ってもらえてたとは…嬉しい限りだ。
｢ Aも来たし、とりあえずここから離れよっか。｣
｢ 今日はそらるさんの家に行くんですよ！ ｣
｢ はいっ ｣
まふくんの家の次は、そらるさんの家。
なにこれ私 贅沢過ぎだろ…なんて 自分で自分にツッコミを入れる。
はたと気付いて周りを見てみると、なんで あの子が あんなかっこいい人たちと？なんて目で見られているような気がした。
｢ どうしたんですか？ ｣
そんなこと関係無いという風に、まふくんは 当たり前のように私の手を握って歩き出した。
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零生(プロフ) - 緋月さん» コメントありがとうございます。私の作品の一言で、少しでも元気が出たのなら何よりです！ (2018年3月18日 18時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
緋月 - 別に愛されていない訳でもないし、虐めも軽いし、暴力もない。だから『私はつらくない。何で勝手に悲しんでるんだろう。』って思って、辛さは誰かと比べるもんじゃないって、嬉しかったです。ありがとうございます。ありがとうございます。 (2018年3月17日 20時) (レス) id: b1db03f0a4 (このIDを非表示/違反報告)
緋月 - ありがとうございます。私は親を亡くしたわけでも、そうゆう人に虐められてもいないけど、考え方がすごく似ていて、自分の事みたいで嬉しかったです。 (2018年3月17日 20時) (レス) id: b1db03f0a4 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - かなるいさん» そちらの方でもコメント頂いて、本当に嬉しいです!!ありがとうございます。はい、タイミングを見て書いてみます！ (2017年8月30日 1時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
かなるい - 零生さん» 何度もすみません。もう読んでますよ´`*すごく面白いです。可愛いうらたさん、楽しみにしてますね (2017年8月29日 22時) (レス) id: b2b228fcf1 (このIDを非表示/違反報告)
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