七杯目、たくさんの猫 ページ8
朝、僕が家の食堂に降りていくと誰もいなかった。
お店の方から猫の鳴き声と笑い声が聞こえる。
デン猫「にゃっ!」
A「ありがとうございます〜。」
あわててお店の方に行くと、Aと常連の猫達が瓦礫を拾ったりしていた。
スー猫「にゃぁ…」
A「あ、おはようございますイース君。ごはんの準備しますから、お店の中の椅子に座っていてくれますか?」
アイス「な、なにこれ?」
ノル「見たらわかるべ?俺たちは店の修理。Aは一番最初に起きて猫と一緒に瓦礫ひろいしてたんだど?」
アイ猫「にゃぁ。」
がぶっ。
アイス「痛い、足、足、足かまれてる。」
僕の家の国旗のリボンをした猫が思いきりかみついてる!
A「アイス、ダメですよ。」
アイ猫「みゃー…」
なんだろう。猫に嫉妬しそう…
スー「A、アイスに朝食…」
A「はいっ。ちょっと待っててくださいね。」
そういうと、幸いにも無傷だった勝手口から入っていった。
アイス「痛い、ちょ、A、助けて…かまれてる…」
・
A「まったく…兄さんもアメリカさんも壊すだけ壊して入院って…」
Aが、ぼやきながら朝食を出してくれる。
グリ猫「にゃぉ…」
アイス「あ…」
Aによく似た猫…僕たちの間では「グリーンランド猫」って呼ばれてるけど。その子が僕の膝の上で丸くなった。
A「あ、イース君もグリーンに好かれたみたいですね。」
アイス「あ、あの…寝てるど…いいの?」
A「ああ、食べづらかったら降ろしちゃってください。」
結構容赦ないね。
アイ猫「にゃ。」
グリ猫「んにゃぁ…」
アイス猫に起こされて、寝ぼけながらついていくグリーンランド猫。
A「可愛いですよね。ねこさん。」
アイス「A、なんかギリシャみたい。」
A「え…。」
ちょっとはにかんだように笑うA。
ノル「ほれ、何さぼってるんだべA。行くど。」
いきなりノーレが入ってきた。
A「あ、すいません。行きます。」
ノル「まったく…あっちで猫たちが指令待ちしてるんだど。あんこ猫なんかスヴェーリエ猫と喧嘩して…」
A「そ、それは大変じゃないですか!行きます行きます!」
あわててAは店から出て行った。
ノル「ったく…もうちっとうまく口説くんだべ。」
アイス「!?」
い、意味わかんない…。
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祈り子の夢(プロフ) - めっちゃ、面白いっす!あと、友希いいすか? (2011年11月7日 20時) (レス) id: 3da27dd20e (このIDを非表示/違反報告)
イギリス命(プロフ) - そうでしたか、恐れ入ります すみません後、私には、呼び捨てでタメでいいですよ (2011年9月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 0ab2d64ee3 (このIDを非表示/違反報告)
しざき@ - 2424してしまい他の人にドン引きされた… (2011年8月27日 20時) (レス) id: 2921c5471f (このIDを非表示/違反報告)
あくあ☆ - 初めまして、小説すっごく面白かったです! 個人的に北欧好きなので、キュンキュンしました☆←これからも執筆頑張ってください、心から応援しています! (2011年8月25日 1時) (レス) id: 9ec06f2105 (このIDを非表示/違反報告)
クレナイ - イギリス命様>一杯目は、アイス君目線で書いているので、「ダン」で大丈夫なんです〜!キャラ表記とナレーション的文章は一応別にしてあるので、読みづらかったらすいません!! (2011年8月2日 0時) (携帯から) (レス) id: efac0a9753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻樹クレナイ