326、GGG線上のアリア ページ30
アフロディがワイヤーを避けながら攻め上がり、ヒロトとパスを交わしながら円を描いていく。
そこへ岩戸が駆け上がり、アフロディとヒロトが岩戸の真上へと舞い上がる。
岩戸に四方八方からワイヤーが放たれるが、それらが全て弾かれた。さらに岩戸は仁王立ちのままなのに、ボールが胸の前で浮いている。
色々と物理法則に反している光景に、一同は驚きを隠せなかった。
今の岩戸は一見仁王立ちに見えて実はものすごく高速で回転しているのだという。
「今の岩戸くんはただの岩じゃない。超高速回転する、岩の惑星なんだ」
「いや、そもそもあいつは岩じゃないけどな」と、野坂に剛陣がツッコミを入れた。
3人は天高く舞い上がり、ボールには翼が生えた。
「GGG線上のアリア！」
3人の技は「軍事衛星フォボス」を破り、ゴールに勢いよく突き刺さった。
これで3ー2。イナズマジャパンが再びリードした。
「できるじゃねーか攻撃！」
ヒロトに褒められ、岩戸は嬉しそうだった。
「…3人とも、すごい…」
声を振り絞って祝福する。
やはり、ヒロトたちに後を任せて良かった。
「これ以上の失点は許されない！ジェノサイドモードにシフトだ！」
ここに来てバハートが焦りを見せ始めた。今度は何を企んでいるというのか。
その時。
「ちょっと待った！！」
何者かの声が響き渡った。
本来のアメリカ監督であるマック監督だ。
そこには一之瀬と土門、マークとディランもいる。
「失せろ！今は戦闘中だ！」
「この場を去るのはお前だ、バハート・デスコム」
アメリカ本国の連盟に問い合わせてみたら、マックに対する権利など存在しないとのこと。
偽の報告書で一之瀬たちを騙したバハートの方に罪があった。本国のサッカー連盟は事の重大さを認識し、バハートを取り調べるという。
バハートの抵抗も虚しく、連行されて行った。
「アメリカ代表はネイビー・インベーダーが支配している！私がいなくなれば、このチームは機能しなくなるぞ！」
バハートは最後まで負け惜しみを吐きながら笑って去っていった。
「選手交代だ！」
「ユーたち！行っちゃいなよ！」
マック、ディランがそう言うと、一之瀬たちはジャージを脱ぎ、ユニフォーム姿が現れた。
「一之瀬さ…あいたたた…！」
一之瀬たちの復帰を喜びたかったのに、痛みが襲って顔を歪めた。
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紅葉(プロフ) - 夜空さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただいてとても嬉しいです！これからも更新頑張ります！ (2019年9月29日 11時) (
レス) id: bcd97f376b (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - とても面白くて新しい更新を楽しみにしてます！タツヤの恋も応援したい！ヒロトの恋も応援したい！どうなるの〜汗 (2019年9月29日 2時) (レス) id: d246f2b775 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ドルチェさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！これからも更新頑張ります！！ (2019年9月23日 12時) (レス) id: bcd97f376b (このIDを非表示/違反報告)
ドルチェ - 紅葉さん,いつも楽しみにしてます！これからも拝読させて頂きます！頑張ってください！ (2019年9月23日 12時) (レス) id: 697128a6e4 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます！アツヤの登場でさまざまな人間関係が大きく変わっていく、ということをテーマに書いていく予定ですので、楽しんでいただけると幸いです。これからも頑張ります！ (2019年9月14日 8時) (レス) id: bcd97f376b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2019年9月8日 22時
