検索窓
今日:4 hit、昨日:48 hit、合計:73,277 hit

285、目を読んで ページ38

剛陣がボールを奪い、「ファイアレモネードライジング」を打つ。

アロンソの前には相手DFが立ち塞がった。

その時、アロンソが動揺したような動きをしたのを、一星は見逃さなかった。

DFが吹き飛ばされ、アロンソが技を繰り出す。

アロンソ「ザ・ボヨン!」

シュートを止めた後も先程までの余裕が無く、安心したように見える。

「さっき一瞬、アロンソの動きに焦りが見えたような…」一星はアロンソのちょっとした動きから何かに気づいた。

一星「野坂さん!目です!アロンソはシュートを打つ者の目を読んで、ボールの軌道を完全に見極めているのではないでしょうか?」

さっき一瞬アロンソの動きが遅れたのは、シュートを打つ剛陣の姿が、その目が見えなくなったからではないかと言う。

野坂「なるほど、一種の読心術だね…。だとすると、意外に攻略は簡単かもしれない」



すると野坂は、Aの元へと駆け寄った。

野坂「…Aさん。あのGKの弱点が分かったよ」

目を見てシュートコースを先読みしてたわけね…すごいなぁ。

納得しているAに野坂がかけた言葉は、予想外のものだった。

「…そこでAさん、あのキーパーの攻略を君に任せようと思うんだけど…どうかな?」

貴女「…!」

いきなりそう持ちかけられ、Aは一瞬驚いたが、自分でもびっくりするくらい冷静だった。

…野坂君は、私がこの試合を楽しみにしていたことを知っているから、私を信じてチャンスをくれようとしているんだと思う。

野坂「…どうする?」

…今までの私なら、失敗を恐れて断ってたんじゃないかな。

…でも。


__殻を破って、必ず飛べる。
あの人の言葉が、頭から離れない。


貴女「…私にやらせて。考えがあるの!」

Aは野坂の目をまっすぐ見つめて、言う。

今なら私、飛べそうな気がするから。

私だって後悔だけはしたくないからね。

286、私は私→←284、可能性がある限り



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:イナズマイレブン , オリオンの刻印 , イナオリ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅葉 | 作成日時:2019年8月23日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。