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嘘83 ページ33

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どちらのか分からない唾液と絡まる舌が甘すぎて、何度も俺を求めて声を漏らすこの光景は官能的すぎる。
仕事で何度も見てるはずなのに全然違くて、もっと甘い。


何度名前を呼んでもやめてくれないこの行為に、俺も本当に理性が危うくなって糸一本で何とか乗り切っているようなものだ。








「Aさんっ……はぁっ……これ以上は、俺がやばいですっ……」


「……いいよ。そのために来たんだから。この仕事は本来そういうものでしょ?」








息の乱れた俺と違って、この人は息一つ乱れてない。それどころかいつもの微笑みがやけに色っぽくて、ほんとにずっとやってなかったのかって感じ。
2歳しか違わない。ましてや、男にトラウマを抱えているのにこの人の方が何倍も手馴れているみたいだった。








「……本当は会うだけでよかったの。会って気持ちを伝えるだけで、それだけでよかった。
なのに、どうしよう。私、今貴方に触れたくて仕方ないの。ジミン君なら怖くない。ジミン君には触れてほしい。

……こんな私はいや?」








とんっと俺の肩を押して、ベッドに倒れた俺に跨るような姿勢になってそんなことを言った。

キスのしすぎで真っ赤に染まった唇。上気した頬。重力によって垂れてくる長い髪。全てが官能的で俺を魅了する。そして、あの言葉。


どう考えても誘っているようにしか見えない。
それでも何とか耐えていたのに、最後にちゅっとキスをされて俺の中で何かがぷつんと切れた。

その細い腰に手を回してくるりと体を反転させれば、今度は俺が上になる。








「……今の俺、優しくないですよ」


「……いいよ。ジミン君でいっぱいにして」


「っ……どうなっても、知りませんからっ」








そのまま荒いキスをして、お互いを確かめ合うように何度も求め合った。


その日の夜は、今までのどの夜よりも甘くて深い夜だった。







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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジミン
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(プロフ) - Bigloveさん» わぁ!ありがとうございます!(*^^*) 完結して日が経ったにも関わらず読んていただいて本当に嬉しいです… かなり大人な設定ですし、好みが別れるかなぁと思っていたので大好きだと言ってもらえて感動です… コメント、本当に励みになります。ありがとうこざいました! (2020年2月4日 22時) (レス) id: 4874e19f9b (このIDを非表示/違反報告)
Biglove - 一気読みしました!いやー、やっぱり閔ちゃんのお話、私大好きです!お話の構成がちゃんと成り立ってて分かりやすくて。ジミンちゃん目線で貫いてましたけど、物凄い良かったです! (2020年2月4日 21時) (レス) id: c56102b41d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 緋夏さん» 緋夏ちゃん!今回はちょい悪ジミンちゃんを書きたくて...ユンギさんはどうしてもかっこよくなっちゃうんですよね...笑 そして嘘もテーマなので裏の裏まで考えながら書いていて悩む部分も...本当にいつも応援ありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年8月30日 23時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
緋夏(プロフ) - 閔ちゃん!完結して時間経ってしまいましたが、完結おめでとうございます(´∇`)相変わらず素敵な文で最後まで綺麗なお話でした!ジミンちゃん、年下設定いいですね!癒されます。そしてユンギさんは安定のイケメン具合でした。本当に素敵!お疲れ様でした!! (2019年8月30日 23時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Agust dさん» ありがとうございます!ですよねえ...夢主ちゃん起きろ!って感じです...洗練されたジミンちゃんがこれからどうなるのか、ぜひぜひお楽しみに!暖かいコメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年8月12日 14時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年8月6日 22時

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