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30.信じる、信じられない ページ30

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「確かに、皆さんと仕事ができて嬉しいと思っていました。
だけど皆さんと仕事をするうちに、皆さんの頑張りを近くで見るうちにファンとして、なんて考えはなくなったんです」


「そんなの口でならいくらでも言え……」
「だからっ。皆さんと一緒に仕事がしたいって、皆さんを支えたいって、そう思ったんですっ!」











ユンギさんの言葉を遮って、気付いたら声を荒げてしまっていた。だけど彼らに誤解されたままなのは嫌だった。疑われてもいいから誤解だけはされたくなくて。










「……そんなにすぐ信じられるかよ」










ユンギさんの言うことは最もだった。
ファンだという事実を伝えてしまった以上、そう簡単に信じてはもらえない。ましてや人気絶頂中の彼らだ。もし私がネットにでも何か載せれば瞬く間に世界中に広まってしまう。それが悪い方向に行くことだって十分にある。

私の判断一つで彼らの今後が脅かされるかもしれない。
私の言動一つが彼らにとっては危険に繋がるかもしれない。


だから信じてもらえるはずがない。
逆にここで信じてしまえば彼らの人間性が疑われる。











「伊藤さん……」


「すみませんナムジュンさん。私、良い通訳にはなれないかもしれません」











リビングに二人きりになったところでナムさんにそう言った。ナムさんの申し訳なさそうな顔に胸が痛む。











「ナムジュンさんは何も悪くありません。
それに、これから皆さんに分からせますよ。私の気持ちも、通訳としての私も」


「……僕は、信じてますからね」












少し強がったのがバレたのだろうか。
優しく微笑んでそう言うとリビングから出て行った。











「……ありがとうございます」















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(プロフ) - nanaさん» ありがとうございます!申し訳ありません、苗字は固定です。ご期待に応えられず申し訳ありません...! (2019年7月22日 19時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 更新たのしみにしています!苗字は変えられないですよね...? (2019年7月22日 19時) (レス) id: 1c8c31250d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミイミイさん» わわわ、ミイミイ様!ありがとうございますっ!!ミイミイ様にそう言っていただけるなんて......嬉しすぎます!可愛いナムさん......いいですよね!私も大好きです!ミイミイ様に励まされて俄然やる気が出たのでこれからも頑張りますね!ありがとうございました! (2019年7月4日 22時) (レス) id: bb6f8ac404 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - 閔さんお久しぶりです!ニヤニヤしながら読ませて頂きました!その情景が想像できるリアルさがたまらないですっ(*´∀`)ナムさん可愛い!どんな展開になるか楽しみにしてます! (2019年7月4日 22時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年6月29日 18時

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