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「はぁ……」




 

 




椅子にもたれながら、天井を見つめる。


さっきのAの言葉が頭から離れない。





 


 
 

「覚えてないとか……バカか、あいつ」






 


 

あれ、結構特殊な出会いだったと思うんだけど。
忘れる方が難しいと思うんだけど。


なんで忘れてんのって、よく分からない怒りが湧いてくる。





 

 



「……忘れられるわけねぇっつーの」








 


俺たちの出会いって、どちらかというと悪い出会い方で。

 


初めてデビューを担当することになって忙しくて。
連日の徹夜続きで気分はもう最悪。
その中でも、あの日は特別機嫌が悪かった。


愚痴を聞いてもらおうと、仲のいいヒョンのカフェに行って。




 






「……喉渇いた。
コーヒー淹れてもらうか」


 


 





カフェから出てもそのまま帰る気にもなれなくて、公園のベンチで少し時間を潰してから家に帰った。






その時の俺は、相当疲れていたのか。




それとも、ただのバカだったのか。








デビューに関しての重要な資料とか、レコーディングしたテープとか、とにかく大事な物が入った鞄を忘れたんだ。





 



 

「A、コーヒーいれ……



A?」







 



あの時の俺にとっては、それは命よりも大事なもので。







 



「Aっ……!」












馬鹿みたいに駆け出した。


土砂降りの雨が身体中に当たって痛い。





そういえば、あの日もこうだった。









もし、もしって死に物狂いで探し回ったんだ。



 

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ユンギ
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(プロフ) - Bigloveさん» わわ、とても嬉しいお言葉!(*´∀`*) 本当に、可愛いの極みですよね...ニヤけを抑えるのに必死でした(笑) ご本人は犬を飼ってらっしゃるので、このお話では猫にしようかなぁと。ふふ、正解でしたね!(*^^*) ご愛読ありがとうございました!次回もお楽しみに! (2020年4月7日 8時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
Biglove - 微糖ユンギさん、最高でした…!約指輪を照れ臭そうに渡すユンギさんもばっちり妄想できましたよ!可愛いの一言です(*´∀`*)…犬も良いですけど、猫と戯れるユンギさんの写真集とかあったら最高ですね。ずっと見てられます(笑)新作も待ってますね。 (2020年4月6日 15時) (レス) id: c79a63cea7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ダッフィー θ ω θさん» わぁ!ダッフィー θ ω θ様もユンギ推しなのですね!嬉しいです!!少しでも多くのユンギペン様に、少しでも多くのARMYの皆さまに読んでもらえたら嬉しいです(*´∀`*) 次のお話も頑張りますね!ありがとうございました! (2020年4月2日 14時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
ダッフィー θ ω θ - めっちゃ、いい話をかいてくれてありがとうございやす!!私も、ユンギ推しで、この物語見るのが楽しみでした!ありがとうございました!!w次も楽しみにしてます! (2020年4月2日 0時) (レス) id: 8e13a950e1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - サグアさん» わぁ!ありがとうございます(*´∀`*) とっても嬉しいです!サグア様の癒しとなっていたら幸いです(*´∀`*) 残り4人。素敵な彼らを書いていけるよう頑張ります!ありがとうございました! (2020年4月1日 21時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月1日 22時

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