7 ページ7
.
先にお風呂いいよ、と言われのんびりとお風呂を堪能した後。
ナムジュンを待とうとソファに寝転がる。
「A」
大好きな声に、うつ伏せにしていた体をぐるりと回転させる。
それと同時に重なる唇。
「ふふ。そんなかわいいことして。
無防備すぎだよ、A」
「……ナムジュナにだけだもん」
「っ……これは、かなり危ないな」
顔を手で押さえて、反対側を向いてしまったナムジュン。
どうしたの、と言えば何でもない、って。
そのあと、大きく深呼吸をしてからまたこっちを向いた。
「……なんか、余裕ないね?」
「Aには俺がいつも余裕あるように見えてるの?」
「えぇ。うーん。まあ……」
返事が曖昧になったのは、目の前で切羽詰まった表情をしていたナムジュンが、だんだんと男の人の目になっていったから。
熱く、濡れた瞳に囚われてもう逃げられない。
ゆっくりと近づいてくる彼の顔に、静かに目を閉じた。
「っ、ごめん。
今日は優しくできないかもっ……」
「……いいよ。どんなナムジュナも、大好き」
ふわりと身体が浮いて、ナムジュンに抱えられて寝室へ向かう。
ゆっくりと身体がベッドに沈んで。
私を見下ろすナムジュンと視線が絡む。
引き寄せられるように、そっと口づけを交わした。
.
634人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
閔(プロフ) - ナノカさん» ナノカちゃん!ありがとう(*´∀`*) ナムさんって愛の言葉はかっこよく言うと思うんです...だから最後は私の好きを詰め込みましたが、結果オーライですね!私もあんな彼氏ほしい...ただただ好き... 次のお話もキュンキュンしてもらえるように頑張ります!ありがとうね! (2020年5月24日 20時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - シンさん» いえ!こちらこそコメントありがとうございます!(*´∀`*) 不器用だけど、それ以上に彼女への愛が溢れるナムさん...かっこいいですよね( ; ; ) 私もキュンキュンしました笑 次のお話もよろしくお願いします!ありがとうございました! (2020年5月24日 20時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - あがしおんさん» わぁ!あがしおんさん!ありがとうございます(*´∀`*) 後半はとにかくかっこいいナムさんを書こうと頑張ってました笑 あがしおんさんの癒しになっていたならとても嬉しいです!今後のシリーズもよろしくお願いします!ありがとうございました! (2020年5月24日 20時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - 閔ちゃん完結おめでとう!不器用なのにさらりと愛を囁いちゃうずるいナムジュンにキュンキュンしながら読んだ( ; ; )はあんあんな彼氏ほしい…と心で悶絶してます(笑) (2020年5月24日 19時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 閔さん» お返事ありがとうございますそして完結おめでとうございます!!!!不器用なのにさらっとかっこいいこと言えちゃうナムさん大好きです!もう最後キュンキュンが止まりませんでした!素晴らしい作品をありがとうございました!これからも頑張ってください! (2020年5月24日 11時) (レス) id: 77e8e0a85d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:閔 | 作成日時:2020年4月11日 16時