8話 ページ10
『だいちゃーん！』
｢おぉAー！いらっしゃい！｣
翔太からサッと降りて佐久間に抱きつく
｢あれ？Aちゃん！翔太も来たの？｣
阿部が翔太いることが珍しく聞いてきた
｢今誰もいねぇから連れてきた｣
｢そうなんだ！今ちょうど勉強会終わるとこだからちょっと待ってて｣
私見てるー！と後ろの方の椅子に佐久間と並んで阿部の勉強会を見る、横には翔太が伏せの状態で座っていた
｢今日はここまで！また明日！｣
｢阿部ちゃん先生ありがとうございましたー！｣
｢はーい、みんな気をつけてね｣
勉強会が終わり、ぞろぞろと妖怪達が帰って行った
｢阿部ちゃんお疲れ様！｣
｢ありがと佐久間、今日はちゃんと聞いてた？｣
｢うーん…｣
｢その反応は聞いてなかったね？まぁいいけど｣
『あべちゃ！』
｢Aちゃんももう少し大きくなったら勉強教えてあげるからね｣
ぽんぽんとAの、頭を撫でる
『だいちゃん遊ぼぉ！』
｢遊ぶ遊ぶー！何する！？｣
Aを抱き上げてハグする佐久間
『かくれんぼしたい！』
｢かくれんぼか！じゃあ俺鬼ね！｣
｢手加減してあげなよ佐久間｣
｢かくれんぼって…森の中ですんのか？｣
こんな広い森の中で迷子にでもなったらどうすんだよ、みたいな顔をする翔太
それを見た阿部が
｢翔太大丈夫だよ、森の奥の方までは行けないようにしてるから｣
木霊たちに伝えて結界を貼ったらしい
｢いや、俺は別に…｣
｢Aちゃんのこと心配してるんだよね？顔に出てるよ(小声)｣
翔太に近づいて小声で言う
｢はっ！？そんなことねぇから！｣
｢声大きい…｣
耳痛…と離れる阿部
『しょうちゃどぉしたの？』
｢なんでもねぇよ…｣
遠くにあんま行くなよと言って、再び座り直した
｢よぉーし！じゃあ30数えるからAちゃん隠れて！｣
『はーい！』
タッタッタッと森の中に入って
どこに隠れようか周りをぐるぐる見ながら歩いていく
『どこがいいかなぁ〜…ん？』
少し奥に進むと、1ヶ所だけ陽の光が差し込んでいる場所があった
『ここなんだろー？』
日が差してる所には祠があった
一見普通の祠だが、なんだか不思議な雰囲気をしていて
Aは何となく祠の前に立ち、手を合わせる
『たっちゃん達とずっと仲良く一緒にいられますように！』
神様お願いします！とニコニコしながらお祈りする
『それと…』
スっと祠の裏に隠れる
『少し隠れさしてください！』
だいちゃん見つけてくれるかなーと、待つが
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 507人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
