48話ラウールと1日 ページ50
「そうだよ！翔太くんの日じゃなくてもずっと居るのに！」
「チビのせいだ」
『なんで私のせいなのかなー』
5歳児出てるぞ…と思いながらラウールの横に立つ
「ちょっとは思い出せよ」
『何がよ』
「…もういい」
拗ねてしまったのか、翔太はその場から立ち去ってしまった
「僕より子供だよね翔太くん」
『うん…9人の中じゃ結構上の方なんだけどね』
「それより！Aちゃんもうすぐお店開くから歩きながらいこー！」
手を繋いでルンルン振りながら歩く
まるでお姉ちゃんと弟のような光景に通り過ぎていく人(妖怪とか)は微笑ましいそうに眺めていた
『(めっちゃ見られてるわラウール目立つからなぁ)』
Aはラウールもモデルだったことを思い出して、そりゃそうだと自分で納得した
「Aちゃんとこんな風に歩くの初めてだね」
『そーなのかな？小さい頃とかもなかったの？』
「ないない！翔太くんがずっといたもん！」
『そこでまた翔太出てくるのか…』
「Aちゃんも翔太くんから離れなかったから人のこと言えないよ？」
『マジか…』
そんなに？って思うけどラウールとか他の人達から聞く話はほんとみたいで信じられなかった
『冷たいのにな…』
「翔太くんAちゃんに甘いと思うけどな…」
僕も一緒にいたいのに…と呟く
『ラウールとも一緒に遊んだりしたいよ？』
「なんていうのかなー…なんか僕が思ってることとAちゃんが思ってるの違うと思うんだよね！」
『というと？』
よく分かってないのか？が頭に浮かび上がる
「もうとりあえずお店行って美味しいもの食べて遊ぼー！」
言っても分かりそうになかったので
ラウールはとりあえず遊ぶことに集中した
『ここのご飯美味しいね！』
「でしょ！めめと来たりしてるんだ！」
『へぇ仲良いね』
「うん！僕とめめは仕事が大体重なるとお昼とか一緒に食べるの！」
もぐもぐと食べながら会話が弾む
やっぱり他の8人と違って一際若いラウールとは話す内容も若い(100歳超えてるけどね)
『モデルも大変だよねぇ太れないし』
「めめはどうか知らないけど僕は体質というか雪女だからあんまり食べても太らないんだ」
『え、なんで？』
「食べ物は普通に美味しく食べれるんだけどね溶けて無くなっちゃうから実質ゼロキロカロリー」
『めっちゃいいなそれ…満腹にはなるの？』
「なるなる！いっぱい食べちゃったら溶けるの遅くなるから一時的には太ったりするね」
『へぇ』
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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
